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横断幕を作るなら素材は何にする?素材の特徴と選ぶためのポイント
横断幕を作るなら素材は何にする?素材の特徴と選ぶためのポイント

\目次

● 横断幕の素材は大きく2種類

● 布系素材の特徴

● 布系素材の種類

● ターポリンの特徴

● ターポリンの種類

● まとめ

 

学校行事やスポーツの応援等で良く使われることのある横断幕ですが、実は横断幕に使われる布は普通のものではなく、特殊な化学繊維で作られた専用のものが使われています。

しかしこの繊維もいくつか種類があり、それぞれ適切な用途なども違ってきます。今回は横断幕の素材はどう選ぶべきか?素材それぞれの特徴や用途について解説していきます。

 

横断幕の素材は大きく2種類

横断幕に使われる素材は大きくわけてトロマットなどの布系とターポリンなどの布を更にコーティングしたの物の2種類に分けられます。丈夫さという点だけでいうならターポリンの方が優れていますが、持ち運びのしやすさやコストなどを考えると布系の方が優れていたりと、どちらも一長一短です。

とはいえそれぞれの素材の傾向を大まかに表現するなら、布系が「安くて持ち運びしやすい」素材で、ターポリンが「少し高いがひたすらに丈夫」な素材ということになります。

 

布系素材の特徴

横断幕に使われる布系の素材ではトロマットが有名でしょう。ポリエステルで作られた生地で、加工を加えたり、織り方を変えるなどして様々な特性を持った生地に派生します。

価格が安い

布系素材はターポリンと比べると安価に買うことが出来るので、予算を圧迫しないメリットがあります。

軽量で持ち運びがしやすい

トロマットやポンジなどの布系素材は、布地としては丈夫な部類ですがかなり軽いという特徴があります。持ち運びしやすく、畳んでも折り目がつきにくいため取り扱いが楽です。

耐久性も低くはない

化学繊維なので濡れても染み込まないので非常に乾きやすく、こすられて解けてしまう事も滅多になく摩擦に強い性質があります。また雨風にさらされてもある程度は耐えてくれる耐久性の高さがあり、屋内であれば1年以上、屋外でもおおよそ3ヶ月から半年は横断幕の内容がちゃんと見える状態を保ちます。

 

布系素材の種類

ポンジ

トロマットよりも薄手の素材です。より軽く発色性に優れている特徴がありますが、耐久性はトロマットよりも落ちます。

トロマット

横断幕としてバランスが良くコスパに優れた素材です。まずはこの素材をベースに使用用途を想定し、それに応じて不足している部分を備えた他の素材も検討していくのが良いでしょう。

防炎トロマット

トロマットに防炎加工が施されたものです。例えば観戦セレモニーの演出で花火など火の粉が横断幕に触れる可能性があるシーンなどでより安全に使うことができます。またトロマット自体が軽量な布地なので、火事などの災害時には炎から身を守る即席の防火布としても使えるため、防災面でも有用な素材です。???

テトロントロマット

より厚みを増したトロマットで、トロマットとターポリンの中間の性能と考えてよいでしょう。トロマットの持つ軽量であるという特徴を受け継いでいるため、持ち運びする用途で使うけどできるだけ丈夫なものが良い、という時に選ぶと良いでしょう。

 

ターポリンの特徴

ターポリンはトロマットのようなポリエステル生地に塩化ビニル樹脂によるコーティングが行われており、耐久性が格段に上がっています。一時的なイベント用というよりは、長期間の常設して使う用途に向いています。

やや高価

トロマットと比べて耐久性の上がる加工を施した分、コストが上がっています。おおよそ1.5倍ほど価格が上がり、種類によっては更に上がります。ターポリンを使った横断幕を作る場合、本当にターポリンでなければいけないか?使用用途を加味して考え、じっくりと検討した方が良いでしょう。

#重量が重く持ち運びには向かない

ターポリンはコーティングの分重量がかなり重くなっており、持ち歩いて運ぶのが難しい素材です。スポーツ観戦などで使う場合、車などに乗せて運ぶ必要があるでしょう。

野ざらしでも劣化しづらい高い耐久性

高くて重いターポリンですが、耐久性に関してはトロマットよりもかなり高く丈夫です。雨風や直射日光に晒してもすぐに劣化することはなく、1年以上かけっぱなしでもちゃんと横断幕の内容が識別できる状態を維持できます。

 

ターポリンの種類

ターポリン

基本的なターポリン素材で、耐水性・耐久性両面に優れており、頻繁なメンテナンスを必要とせずに常設できます。

メッシュターポリン

ターポリンに穴を開けてメッシュ状にした素材です。穴が風を通すので強風などによって激しくはためくのをある程度防ぐことができ、重量も軽量になっていて持ち運びしやすくなっています。高い場所から吊るして使う用途の場合は強風が問題になることも多いので、メッシュターポリンが良いでしょう。

グロスターポリン

もともとターポリンはツヤのある表面をしていますが、光沢加工をしてより照りを良くしたものです。印刷の発色が良くなるので色みの強い印刷をする予定ならば、グロスターポリンの方がコントラストが強くなるのでより人の目に止まりやすくなるでしょう。

遮光ターポリン

黒い布地をターポリンで挟み込んだ厚手のターポリンです。中間の黒い生地が光を吸収してくれるので高い遮光性を備えています。反対側が透けて印刷面が目立たなくなってしまうことを防ぐことができます。壁際以外の、開けた所に垂らす形で使う場合は遮光ターポリンの方が、透けて見づらくなることもないので向いています。

 

\まとめ

スポーツ観戦で客席から垂らす用途であれば、あちこちの会場に持っていく必要があるのでトロマット系の素材で作る方が良いでしょう。

逆に学校などで壁面に垂らしたまま何日も何ヶ月もそのままにするような使い方をする場合、重量が合ってメッシュなら強風にも強く、また長期間雨ざらしになっても大丈夫なターポリンの横断幕の方が向いています。横断幕は使うシーンを想定して素材を適切に選びましょう。

幕夫さんでは横断幕の販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。


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