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横断幕の適切な保管方法について解説
横断幕の適切な保管方法について解説

\目次

● ターポリン素材は畳み方に注意

● 布素材は折り畳める

● 直射日光と多湿を避けて

● まとめ

 

横断幕はスポーツの応援やその時々のイベントで使う宣伝など、色々な場所で使われますが、常に出しっぱなしにしておくことはあまりないでしょう。

そして、使用しない間は保管する必要がありますが、その保管の方法次第では、早い段階で劣化してしまうかもしれません。そのようなことにならないために、正しい横断幕の保管方法を確認していきましょう。

 

ターポリン素材は畳み方に注意

横断幕に使用される素材として多いのは、ポリエステルとビニール樹脂を組み合わせたターポリンです。ターポリンを保管する場合は、決して折り畳まないように注意しましょう。

ターポリンの横断幕はインクを生地に染み込ませるのではなく、表面に定着させている状態です。そのため、長い間折り畳んで保管していると、広げた際に畳まれていた部分のインクが剥がれ落ちてしまう恐れがあります。

またターポリンは厚手で、比較的固い素材なので、長期間折り畳んだ状態だと折り目が付いてしまいかねません。したがって、ターポリンの横断幕を保管する際には、端から丸めていって筒状にしましょう。

また、ターポリンには穴が開いていて風による膨らみを抑えられるタイプもありますが、保管方法は通常のターポリンと変わりません。

そして、ターポリンは耐水性耐候性が高いため、厳しい環境で使用されることが多いです。使用後は、表面に水滴や汚れが付着することも珍しくはないでしょう。保管前には、その水滴と汚れをきれいに取り除くことも大切です。

もし、水分が多く残っている状態で保管してしまうと、インクが剥がれてしまうことがあります。

 

布素材は折り畳める

横断幕には、トロマットやサテンといった布素材も積極的に使用されます。布素材であれば、柔らかい上にインクが生地にしっかり染み込んでいるので、小さく折り畳んで保管しても問題はありません。ただ、折り畳む際には表面が内側になるようにしましょう。表面を外側に出していると、光や空気の流れなどで色あせてしまうからです。

布素材の横断幕を折り畳んで保管した場合、ある程度の癖は付きますが、それはアイロンで簡単に直せます。もし、その直す作業が面倒な場合は、ターポリンと同じようにまとめて保管しておくと良いでしょう。

また、柔らかい布素材であっても、デザインに使用するインクが厚みを持っているタイプであれば、折り畳むことでヒビが入ったり剥がれたりする恐れがあります。そのような場合も、丸めて保管しておくことが望ましいです。

そして、布でできた横断幕を保管する場合は、しっかり乾いた状態でなければなりません。湿っている状態で折り畳んでしまうと、インクが滲んで反対の面に移ってしまう恐れがあるからです。また、乾いた状態であっても、空気中に含まれる水分でインクが滲むことも考えられるため、長期間使用しないのであれば、間に別の布や紙を挟んでおいた方が無難です。

 

直射日光と多湿を避けて

横断幕が劣化してしまう大きな要因は、日光と水分です。日光が当たると、横断幕に使用されているインクが色あせてしまいます。さらに、インクがない白い部分は、黄色く変色してしまう恐れがあります。

そして、水分はインクが落ちたり滲んだりする他、生地にカビを発生させる要因となります。そのため、ターポリンと布素材のどちらであっても、横断幕を保管するのはなるべく光が差し込まず、風通しが良くて多湿にならない冷暗所が望ましいです。

 

\まとめ/

横断幕は、年に数回しか使用しないということも珍しくはないでしょう。その場合は使用する時間よりも、保管する時間の方が圧倒的に多くなります。

そのため、適切な保管はとても重要です。いざ使用しようとした際に、インクの剥がれやカビなどで使いものにならないということにならないよう、横断幕の生地やインクに合った保管をしましょう。

幕夫さんでは横断幕の販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。


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