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横断幕によく使用される言葉とは?言葉選びに迷った時はこれを書けば大丈夫!
横断幕によく使用される言葉とは?言葉選びに迷った時はこれを書けば大丈夫!

\目次/

● 応援や優勝祈願、感謝など場面に応じた単語選びが重要

● 短くも込められた思いの密度は濃厚な四字熟語

● 慣用句やことわざを使って応援メッセージを伝えよう

● 歴史上の人物の名言も気持ちを伝えるツールとなる

● 英語を用いてスタイリッシュな応援メッセージを送ろう

● 横断幕の言葉に気持ちを込めよう

 

スポーツの応援や学校行事、地域のイベントなどで使用する横断幕は何らかの言葉やフレーズを大きく書くことが多いです。

しかし、自作の横断幕を作る場合、どんな言葉を書けばいいかわからなくなってしまう人もいるでしょう。

今回は、横断幕によく使用されるフレーズや四字熟語等について解説します。横断幕に書く言葉に迷った時は、この記事の内容をぜひ参考にしてください。

 

応援や優勝祈願、感謝など場面に応じた単語選びが重要

横断幕に書く言葉を考えるに当たって、ベースとなるのは単語です。

シンプルに単語を並べるにしても、文章の形で表現するにしても、どのような単語を使うかが横断幕に書かれるメッセージの土台となります。横断幕に書くメッセージにおいては、様々なシチュエーションや場面に応じた単語選びがとても重要です。

勝ち負けのある試合で、自分のチームを応援する横断幕には「勝利」や「栄冠」といったシンプルに自分のチームが勝つことを祈願する言葉を入れるのが一般的です。自分のチームに圧倒的な実力が備わっていると自負しているならば、「必勝」や「不敗」、「無双」のような自分のチームの強力無比ぶりを誇る言葉を入れても良いでしょう。また、「頂点」や「天下」などの言葉は大会やランキングがある試合での優勝祈願にうってつけと言えます。

単純にポジティブな単語としては、「希望」や「幸運」といった言葉が良いでしょう。「諦めない」や「努力」なども、苦しい戦いの中で死力を尽くす選手たちを鼓舞する言葉として適しています。「前進」や「進歩」といった、文字通り前に進む事を表す言葉は見るものの気持ちも前向きにしてくれます。「闘魂」や「燃えろ」といった言葉は気持ちを熱くさせる効果があり、応援された側は気持ちをより激しく燃え上がらせ、プレーにも熱が入ることでしょう。

引退試合などにふさわしい言葉としては、「ありがとう」や「お疲れ様」といった感謝やねぎらいの言葉です。「20年間お疲れ様」のように、具体的な活動年数を含めることでこれまでの歴史の重みを実感させつつ、感謝といたわりの心を伝える温かいメッセージを送ることができます。同様のねぎらいの言葉がふさわしいシチュエーションとしては、何らかの記録を達成した選手に贈る場合ですが、こちらはどちらかと言えば「おめでとう」などのシンプルな祝福の言葉がふさわしいでしょう。

 

短くも込められた思いの密度は濃厚な四字熟語

四字熟語は漢字4文字というシンプルさとは裏腹に、思いの密度を濃く伝えることが出来るため、横断幕に書く文字情報として最適と言えるでしょう。単語同様、使用場面に応じた四字熟語を選ぶことで、伝えたいメッセージを端的に表現することが可能になります。

応援対象の強さを称賛する四字熟語として、昇る太陽のように勢いのある様を意味する「旭日昇天」、一人で千人を相手取るほど優れた能力を持っている様子を示す「一騎当千」などが挙げられます。また、応援相手がチームであれば、チームの団結力の高さを示す「一致団結」や全員の心がひとつになっていることを表す「一味同心」などを使用すると良いでしょう。こうした四字熟語を使用すれば、自分が応援している相手はこれだけ強力だということをアピールすることもできます。

一方、応援する相手に向けて意味をメッセージとして伝える四字熟語もよく使用されます。意気込みが燃え上がるほどに盛んな「気炎万丈」、迷いなくひとつの目標に向かって集中する「一意専心」などは、それを見た応援相手も鼓舞されるでしょう。武田信玄が軍旗に掲げたことで有名な「風林火山」や項羽が自らの武勇を表現した「抜山蓋世」など、歴史上の人物に用いられた四字熟語を引用することで戦意高揚に繋げたり、気持ちを引き締めたりする効果も狙えます。

全力を以て物事に当たることを意味する「全力投球」という四字熟語は野球のイメージが強いですが、例えばサッカーの場合は「全力蹴球」、バレーボールの場合は「全力排球」、バスケットボールの場合は「全力籠球」などというように、それぞれのスポーツに合わせた漢字に改変をしてみるのも良いでしょう。このように、四字熟語をそのまま使用するだけでなく、場合によっては一文字改変した言葉遊びをしてみるのもユニークな方法です。

 

慣用句やことわざを使って応援メッセージを伝えよう

四字熟語と同様に、応援メッセージを端的に表現することができるのが慣用句やことわざです。例えば、「精神一到何事か成らざらん」は、前述した「一意専心」同様に精神をひとつの目標に向けて集中すれば出来ないことは何もないという意味があります。四字熟語よりも横断幕が横長になりますが、四字熟語よりも意味が通りやすいメッセージを伝えることが可能です。

連敗している人や調子が悪い人へのエールとしては、「七転び八起き」「尺蠖の屈するは伸びんがため」ということわざや慣用句が適切です。「七転び八起き」は何度くじけてもその度に立ち上がるという不屈の精神を言い表す慣用句であり、「尺蠖の屈するは伸びんがため」は尺取虫が身体を縮めた後に伸ばすように、苦しい局面はその後の成功の前触れであるという意味を持ちます。ことわざや慣用句はともすれば説教臭くなってしまうリスクがありますが、上手く使えば強いエールにもなるでしょう。

「雨垂れ石を穿つ」や「細き流れも大河となる」といったことわざは、日頃の小さな努力の積み重ねによって大きな成果が得られるという意味があります。常日頃から努力していることを知っている人がこの言葉を横断幕に書いて掲げれば、応援された相手にとってはこれ以上無いほどに気持ちが鼓舞されることでしょう。同時に、それまでの努力が今実を結ぶときだという意味合いも込めることが出来ますので、普段以上の実力を発揮できますようにという思いも伝えられます。

他にも、デビュー戦では「千里の道も一歩から」という慣用句を用いてこの試合のみならずこれからの末永い活躍に期待を寄せたり、「継続は力なり」という慣用句で継続して努力することの大事さを伝えることもできます。単純に気持ちを鼓舞するだけが応援ではなく、心構えを伝えて相手の気を引き締めさせることもまた応援のひとつの形です。

 

歴史上の人物の名言も気持ちを伝えるツールとなる

歴史上の人物の名言も、上手く使えば応援する相手へのエールとなります。古代ローマ皇帝のガイウス・ユリウス・カエサルが北イタリアのルビコン川を通過する際に言った「賽は投げられた」という言葉は後戻りできない覚悟を示すメッセージとなるでしょう。また、孫子の「人を致して人に致されず」「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」といった言葉は、試合に臨む上での様々な心構えを伝え、気を引き締めさせます。

孔子の「一を以て之を貫く」は、一貫して気持ちを変えること無く初志を貫徹することを意味する言葉です。初心を忘れるなというメッセージを送る際にはぴったりな言葉と言えるでしょう。同様に、豊田佐吉の「あきらめなければ必ず道はある」という言葉も、途中で折れること無く最後まで初志を貫徹する大切さを伝える言葉です。

目標を掲げることの大切さを説く格言は、札幌農学校の初代教頭であるウィリアム・スミス・クラークの「青年よ、大志を抱け」やナイチンゲールの「目的を高く掲げなさい」といったものがあります。強敵に対するチャレンジャー精神を刺激したり、優勝への想いを新たにする言葉としてこれらの格言を用い、見る者を激励するのも良いでしょう。

岡本太郎の「壁は自分自身だ」という言葉やブルース・リーの「考えるな、感じろ」という言葉は一見するとシンプルですが、その実プレッシャーを跳ね除ける意味にも、過度な無謀さや慎重さを諌める意味にもなります。複数の意味を持つ格言や名言は見る者の解釈次第で様々な意味に取られるため、思いを直接的に伝えるには不向きですが、複数の意味をひとつのフレーズに乗せて送ることができるという利点もあります。

 

英語を用いてスタイリッシュな応援メッセージを送ろう

英単語や英語のフレーズを使えば、スタイリッシュな応援メッセージを送ることが可能です。応援でよく使われるフレーズとしては、「Just go for it.」(ただ頑張れ)、「Do your best.」(ベストを尽くせ)といったものがあります。また、「Godspeed and good luck to you.」(神の御加護と幸運がありますように)や「Break a leg.」(成功を祈る)といった英語圏独特の幸運を祈る言い回しを用いると、スマートな印象を与えます。

「Never give up」(諦めないで)や「Good luck」(幸運を)といった表現は日本でも馴染み深い表現ですから、意味は伝わりやすいでしょう。また、「Victory」(勝利)や「Glory」(栄光)といった単語のみを用いるだけでも、応援の意思をシンプルかつスタイリッシュに伝えることが可能です。

ちなみに、日本で相手にエールを送る意味で用いられる「ファイト」ですが、元となった英単語の「fight」は応援目的ではあまり用いられません。同様の意味を英語で表現する場合、「Cheer up」や「Come on」、「Hang in there」といった言い回しを用いると良いでしょう。いわゆる和製英語をそのまま使ってしまったり、日本で一般的に用いられているカタカナ英語をそのまま英語に直してしまうと意味が通らなかったり、思わぬ意味になってしまうこともありますので注意が必要です。

また、英語にも応援に使える慣用句がいくつか存在します。「Faith will move mountains」(信念は山をも動かす)や「No pain no gain」(痛みなくして得るものなし)といった慣用句などは見る者を奮い立たせ、気分を高揚させることでしょう。なお、こうした英語の慣用句の中には日本語の慣用句やことわざ、四字熟語などにも似た意味を持つものがあります。意味をより理解しやすくするために、日本語と英語を併記する手段も有効です。

 

\まとめ/

日本には言霊と言って、言葉に霊的な力が宿るという考え方があります。良い言葉を放てば現実世界に良い作用を生み、同様に悪い言葉は悪い作用を生むというものです。応援する気持ちを横断幕の言葉で示せば、その気持ちは言霊となって相手にしっかり伝わるでしょう。どういったメッセージを横断幕で伝えたいか考え、適切な言葉を選ぶことが大切です。

幕夫さんでは横断幕の販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。


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