\目次/
● 横断幕のサイズを設置場所で決める
● 横断幕のサイズを用途によって決める
● 制限がなければデザインや文字を優先してサイズを決める
● 横断幕の用途別の人気サイズをご紹介
● まとめ
横断幕を作ろうと思った時、どんな大きさにすればいいのか迷うかもしれません。
横断幕や懸垂幕(縦長のもの)のサイズは設置場所や用途、デザインなどを考えて決めます。
どんな場所で何のために使うのか、伝えたいメッセージをどうやって入れるのか、スポーツの応援や広告宣伝などさまざまな使い方ができる横断幕のサイズの選び方と用途別の人気のサイズについて、ここではご紹介します。
横断幕のサイズを設置場所で決める
横断幕のサイズを決める時、どこに設置するかということは重要です。
横断幕とはメッセージを伝えるものですから、ターゲットからしっかり見える必要があります。
死角となる場所や離れて見たときに小さくて見えないといったことにならないよう注意が必要です。設置場所が屋内か屋外かによってもサイズが変わります。
屋内では、横幅が1.2メートル以上のもので縦:横が1:3のサイズがおすすめです。
屋内に横断幕を掲げる場合は、部屋や会場の大きさを考えてサイズを決めましょう。体育館やホールなどの広い場所では離れたところからでも見えるように大きなサイズを、ホテルや会議室など決まったスペースしかない場所では小さなサイズを選択します。
屋外では横幅3メートル以上のものが適しており、屋外設置が多い懸垂幕であれば3階建ての壁面では縦6.5メートル前後、10階建ての壁面は縦9メートル前後ものが適しています。
屋外で使用する場合は、数十メートル以上離れた所からでもメッセージが見えるサイズを選ぶことが多いです。
横断幕のサイズを用途によって決める
横断幕のサイズの選び方は設置場所はもちろんですが、用途によっても変わります。
学校の校舎で部活の応援や成績をお祝いするために設置する場合は、縦長の懸垂幕が多く使われます。3階の建物からの設置に適した縦6.5メートル×横1.2メートルのサイズが代表的です。
ショッピングモールなどで屋外の壁面に設置するときはこちらも懸垂幕の使用が多く、10階の建物からの設置に適した縦9メートル×横90センチメートルのものが一般的に使われています。
屋内にある吹き抜け部分に垂れ幕として利用する場合は、縦3~5メートル×横90センチのものが使用されます。
セールなどの情報を伝えるためには特大サイズの方が宣伝効果もあるように思われますが、ビルなど建物の高さに適したサイズを選択することが大切です。小さすぎても見えなくなりますので、遠くからでも目立って見える3メートル以上の長さのものを選ぶと良いでしょう。
スポーツの応援などで横断幕を使おうと考える人も多くいるでしょう。
こちらも屋内なのか屋外なのかによってサイズが変わりますが、団体や会場によって、横断幕のルールが定められていることがありますので注意しましょう。
サッカーのJリーグであればサイズだけでなく掲出できる場所が決められており、ホームスタジアムの場合はサイドとゴール裏で掲出が可能で、アウェイでの試合はゴール裏のみ掲出が許可されています。
プロ野球では横断幕の設置を認めていない球場が多くあり、東京ドームは手持ちで縦と横が60センチメートル以内のものであれば使用できます。
競馬場では一部を除いて縦1メートル×横3メートルと決められているなど、スポーツでは横断幕のサイズを定めているところが多くありますので、事前に公式ホームページで調べたり、運営事務局に問い合わせするなどして確認しておきましょう。
特に屋内競技で会場のスペースが限られている場合は注意が必要です。また、横断幕に記載できる内容や掲出可能な時間帯が決まっていることもあるため、一緒に確認しておけばさらに失敗を防げます。
どのように何のために使うものなのか、事前にしっかり把握してから横断幕のサイズを選びましょう。
屋内で使用する場合はスペースが限られていることもあります。初めて訪れる場所の場合は、ホームページなどでの確認だけでなく実際に足を運んでみてどれくらいのスペースがあるのか、そこではどんな横断幕が多く使われているのかを確認してみるのも良いでしょう。
スポーツ観戦では、周りにいる人たちの迷惑にならないよう配慮することも大切です。他に横断幕を使う人がいればなおさら、お互いに楽しく気持ちよく応援できるように入念に下調べをしてから横断幕のサイズを決めましょう。
制限がなければデザインや文字を優先してサイズを決める
横断幕のサイズに制限や規約がない場合は、メッセージやデザインを先に決めてから文字数とレイアウトに応じてサイズを選ぶ方法をおすすめします。
伝えたいメッセージや活かしたいデザインをまず考えてからサイズを決めましょう。離れた場所から見ることが多いですので、文字やデザインが見えにくくならないように注意します。
文字が多すぎると離れて見たときにくっついて見えてしまい、1文字1文字の判別がしにくくなって伝えたいメッセージが伝わらなくなってしまいます。余白が多すぎてもバランスが悪く、見えづらい原因にもなりますので、適度な余白や字間距離が大切です。
せっかく横断幕を作っても見栄えが悪く、伝えたいメッセージが伝わらないものではターゲットの目に留まらなかったり、スルーされてしまって意味がなくなってしまいいます。離れても文字がちょうどよく見えてデザインもよく、メッセージが伝わるサイズを選択しましょう。
横断幕は塗り足し用に約5センチ余分に必要となることがある点も覚えておくと便利でしょう。
横断幕の素材は切りっぱなしだとほつれが出てくるため、縫製加工の必要があります。そのための余白を考慮してデザインやサイズを考えましょう。
また、ポールなどを差し込むための袋縫いを希望する場合は折り返し部分に縫製が入りますので、この場合も配慮が必要です。
横断幕はサイズの大きさによって値段が変わります。
おおよそのサイズと値段は縦60センチ×横1.2メートルであれば約5,000円、縦1.2メートル×横2.4メートルは約12,300円、縦2.1メートル×横3.6メートルのものは約33,000円となります。
規定サイズ以外にさまざまな大きさで制作をしてくれるお店が多いですが、基本的にはサイズが大きくなるほど値段も高くなるということは覚えておきましょう。
横断幕の用途別の人気サイズをご紹介
屋内で設置する場所にはバスケやバレーが実施される体育館、フィギュアスケートやアイスホッケーなどのスケート場、演奏会や講演会などの会場があり、比較的大きなサイズの横断幕が人気です。
結婚式や謝恩会などのホテル会場やパーティー会場などでは小さなサイズが人気があります。
体育館などの壁に掲示する場合は縦1.2メートル×横3メートルのもの、数人で持って掲げる場合は縦1.2メートル×横1.8メートルの大きさがよく使われます。小さめのものでは縦80センチメートル×横1.8メートル、大きいものだと縦1.5メートル×横3メートルが人気です。
屋内で使用する場合はスペースが限られていることが多いですので、あまりサイズを大きくしないことが賢明と言えます。持ち運びや保管のことを考えても邪魔にならない程度のサイズに収めると良いでしょう。
屋外では、サッカースタジアムや歩道橋などに使う場合は横長のサイズが人気です。
学校や市役所などで受賞を讃える目的に使用する際には懸垂幕を使用します。小さめサイズでは縦90センチメートル×横3.6メートルもしくは5メートルのもの、大きめサイズは縦1.2メートル×横4.5メートルや縦1.5メートル×横6メートルなどが人気があります。
屋外で使う場合は長めのものを製作することが多いですが、余白が目立ちがちですので全体的なデザインや入れたい文字数とのバランスを考えてサイズを決めましょう。
マラソンの沿道での応援や集団での記念撮影、大きな横断幕が持ち込めないプロ野球やフィギュアスケートなどでの応援には手持ちで使う小さな横断幕が人気です。一般的には縦60センチメートル×横1.2メートル、大きめなものでは縦70センチメートル×横2メートルのものが多く使われています。
\まとめ/
横断幕には横長のものと懸垂幕と呼ばれる縦長のものがあります。
スポーツの応援や学校・市役所で受賞者を讃えたり、商業施設で広告や宣伝に使われるなど多くの場所で活躍しています。
横断幕のサイズは、使用する目的や場所などによって決めることがほとんどです。場所によってはルールが定められており、事前の確認が必要な場合もあります。適切なサイズの横断幕を製作し、大きな文字と目立つデザインでメッセージを伝えましょう。
幕夫さんでは横断幕の販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。