お役立ちコラム

競馬を盛り上げる!横断幕におすすめな生地・サイズやデザインのコツまで全て解説

「推し馬や騎手に横断幕でエールを送りたい!」という競馬ファンの想いを形にする方法を、本記事ではJRA公式ルールの必須ポイントから、遠くからでも伝わるデザインのコツ、費用相場までをわかりやすくに整理しました。
初めての方でも迷わないよう、実際の掲示でつまずきやすい注意点や、現場で「ちょうど良い」サイズ感も具体的にご案内します。この記事を読めば、ルール違反の心配なく、想いがしっかり届く横断幕を自信をもって準備していただけます。

競馬場で横断幕を掲げて推し馬・騎手を応援しよう!

ここでは、競馬場で横断幕を掲げる魅力を簡単にご紹介します。

競馬ファンが横断幕を掲げる理由とは?メリットと魅力

競馬場で横断幕を掲げるのは、単に目立つためだけではありません。

大好きな馬や騎手に「頑張って!」という気持ちを直接届けられる、ファンならではの応援方法なのです。横断幕はスタンドやゴール前に設置され、多くの観客の目に触れるため、選手本人や関係者の方の励みにもなります。

また、自分の応援メッセージが大勢の人に見てもらえることで、同じ馬や騎手を応援する仲間とつながれるのも大きな魅力です。さらに、写真や映像に映り込むことも多いため、思い出として残せる点も嬉しいポイントです。

このように、横断幕を掲げることは、応援する側にとっても、される側にとっても特別なアイテムです。声援とともに掲げれば、きっと会場の一体感を高め、応援する側にとっても忘れられない体験になります。

【最重要】競馬場で横断幕を掲示するためのJRA公式ルール

競馬場で推し馬や騎手の横断幕を掲げることは、応援の気持ちを伝える素晴らしい方法ですが、そのためにはJRA(日本中央競馬会)が定める公式ルールを必ず守る必要があります。ルールを知らずに持ち込んでも掲示できないばかりか、他のファンの迷惑になる可能性もあります。

ここでは、横断幕を掲示するための最も重要なルールについて、分かりやすく解説します。

横断幕を掲示できる場所と時間帯

横断幕は、競馬場内のどこにでも掲示できるわけではありません。JRAによって、掲示が許可されているエリアと時間帯が定められています。基本的には、他の観客の視界を妨げず、安全が確保できる場所に限られます。

掲示の受付は開門と同時に開始され、先着順で場所が埋まっていくのが一般的です。人気の場所はすぐに埋まってしまうため、早めに競馬場に到着することをおすすめします。

項目

詳細

主な掲示可能場所

パドックのフェンス、コース沿いのラチ(柵)など、指定されたエリア。

掲示禁止場所

ゴール板付近、ウイナーズサークル周辺、通路、非常口、消火設備の周辺、お客様の観戦の妨げになる場所など。

掲示可能な時間帯

原則として開門から最終レース終了後まで。受付時間や撤収時間は競馬場によって異なります。

場所の確保

多くの競馬場で先着順となります。係員の指示に従って掲示してください。

強風や雨などの悪天候時には、安全上の理由から横断幕の掲示が禁止されたり、途中で撤去を求められたりすることがあります。当日の天候にも注意しましょう。

各競馬場(東京・中山・京都・阪神など)のローカルルール

JRAの基本ルールに加えて、各競馬場では独自の「ローカルルール」が設けられています。掲示場所の指定方法、受付場所、掲示できる枚数などが異なるため、応援に行く競馬場のルールを事前に必ず確認することが不可欠です。

競馬場

ローカルルールの主な特徴(一例)

東京競馬場

掲示可能エリアが広く設けられていますが、G1開催日などは大変混雑します。パドック周辺は特に人気が高いです。

中山競馬場

パドックやコースとの距離が近い場所があり、迫力ある応援が可能です。掲示場所のルールが細かく定められている場合があります。

京都競馬場

改修後の新しい施設では、掲示ルールが変更されている可能性があります。事前に公式サイトでの確認が特に重要です。

阪神競馬場

桜花賞や宝塚記念など、大きなレースが開催されるため、混雑が予想されます。早めの行動が求められます。

※上記はあくまで一例です。開催日やレースのグレードによっても運用が変わることがあります。必ず訪問予定の競馬場の公式サイトに掲載されている最新の情報を確認するか、現地のインフォメーションで問い合わせるようにしてください。

横断幕の掲示申請方法と注意点

横断幕を掲示するには、当日、競馬場での申請手続きが必要です。手続きは簡単ですが、いくつか守るべき注意点があります。

申請の基本的な流れ

  1. 受付場所へ行く: 開門後、場内のインフォメーションセンターや案内所など、指定された受付場所へ向かいます。
  2. 申請書を記入: 氏名や連絡先などを所定の用紙に記入します。身分証明書の提示を求められる場合があるため、持参すると安心です。
  3. 横断幕の確認: 係員が横断幕のデザインやサイズが規定に沿っているかを確認します。
  4. 許可証の受け取りと掲示: 確認後、許可証(掲示票など)が渡されます。係員の指示に従い、指定された場所に横断幕を取り付けてください。

掲示内容に関する注意点

応援する気持ちを込めた横断幕でも、内容によっては掲示が認められない場合があります。以下の点に注意してデザインしましょう。

  • 広告・宣伝目的の禁止: 企業名や商品名など、広告や宣伝と判断される内容は認められません。
  • 著作権・肖像権の侵害: アニメのキャラクターや有名人の写真など、第三者の権利を侵害するデザインは使用できません。
  • 公序良俗に反する内容の禁止: 誹謗中傷や差別的な表現、過激な言葉遣いは認められません。
  • 騎手の応援に関する注意: 騎手個人の応援横断幕は、騎手本人から事前に許可を得ている場合に限り掲示が認められることがあります。詳細はJRAの規定を確認してください。

これらのルールは、すべてのファンが安全で快適に競馬を楽しむために設けられています。ルールとマナーを守って、素晴らしい応援で競馬場を盛り上げましょう。

競馬の横断幕におすすめ!生地選びのポイント

ここでは、競馬の横断幕で主流となっている2つの生地「ターポリン」と「トロマット」の特徴を詳しく解説します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の応援スタイルに合った最適な生地を選びましょう。

屋外での耐久性抜群な「ターポリン」

ターポリンは、ポリエステル製の布を塩化ビニール樹脂で挟み込んだ、非常に丈夫なビニール系の生地です。

屋外広告や工事現場の養生シートなどにも使われており、その耐久性の高さはお墨付きです。雨や風、汚れに強く、長期間にわたって繰り返し使用したい場合に最適な素材と言えます。

また、インクのノリが良く、写真やイラストなどのデザインも鮮やかに表現できるのが大きなメリットです。光沢感のある仕上がりで、遠くからでも目立つ横断幕を作ることができます。一方で、生地自体が重く、折りたたむとシワがつきやすいため、持ち運びや保管には少し工夫が必要です。

軽くて持ち運びやすい「トロマット」

トロマットは、ポリエステル100%の厚手で丈夫な布生地です。ターポリンと比べて非常に軽く、しなやかな素材感が特徴です。最大のメリットは、その持ち運びやすさにあります。小さく折りたたむことができるため、電車などで競馬場へ向かうファンの方でも手軽に携帯できます。折りジワがつきにくいので、現地で広げた際も美しい状態を保ちやすいです。

発色はターポリンに比べると少しマットで落ち着いた印象になりますが、文字やシンプルなデザインなら十分に視認性を確保できます。価格も比較的安価なため、初めて横断幕を作る方や、コストを抑えたい方にもおすすめです。ただし、布製のため雨には弱く、撥水加工が施されていない場合は濡れるとインクが滲む可能性がある点には注意が必要です。

失敗しない!競馬の横断幕に最適なサイズとは

サイズ選びを間違えると「大きすぎて規定違反になった」「小さすぎて目立たなかった」といった失敗につながりかねません。ここでは、JRAの規定を守りつつ、効果的にアピールできる横断幕の最適なサイズについて解説します。

JRAの規定内で作る基本のサイズ

まず最も重要なのが、JRA(日本中央競馬会)が定める横断幕のサイズ規定です。このルールは、すべての競馬場で共通して適用されるため、必ず守らなければなりません。

JRAが定める横断幕の最大サイズは、縦200cm(2m)× 横1,000cm(10m)以内です。このサイズを超えると、競馬場での掲示が認められません。初めて横断幕を作成する場合は、この最大サイズを超えないように設計することが大前提となります。特に横幅は長くなりがちなので、デザインを作成する段階でしっかりと確認しておきましょう。

掲示場所から考えるおすすめサイズ

JRAの規定はあくまで「最大サイズ」です。必ずしも最大サイズで作る必要はなく、掲示したい場所や目的によって最適な大きさは異なります。ここでは、代表的な掲示場所ごとにおすすめのサイズを紹介します。

ただし、掲示場所は当日の抽選や先着順で決まることが多いため、どの場所に決まっても対応しやすい汎用的なサイズで作成するのも一つの方法です。

掲示場所の例

おすすめのサイズ(目安)

特徴・ポイント

パドック(周回見学所)

縦90cm~120cm × 横200cm~400cm

馬や騎手との距離が近く、他の横断幕も多いため、比較的コンパクトでも十分に目立ちます。メッセージ性を重視したデザインに向いています。

返し馬・本馬場入場通路

縦120cm~150cm × 横400cm~700cm

コースに向かう馬や騎手から見えやすい場所です。中~大きめのサイズで、騎手への応援メッセージをアピールするのに最適です。

スタンドのフェンス

縦150cm~200cm × 横500cm~1,000cm

観客席やコースの反対側からでも見えるように、ある程度の大きさが必要です。馬名や勝負服のデザインを大きく配置し、視認性を高めるのがおすすめです。

上記の表はあくまで目安です。横断幕を掲示するフェンスの高さや、周囲の横断幕とのバランスも考慮して最終的なサイズを決定しましょう。

迷った場合は、多くの掲示場所に対応しやすい「縦120cm × 横500cm」程度のサイズを基準に考えると失敗が少なくなります。

応援を盛り上げる!競馬用横断幕のデザインの3つのコツ

ここでは、数多くの横断幕の中でも埋もれず、応援の気持ちがしっかりと伝わるデザインのコツを3つご紹介します。

競走馬や騎手のイメージカラーを取り入れる

デザインの基本となる「色」は、横断幕の印象を決定づける重要な要素です。誰を応援しているのかが一目でわかるように、競走馬や騎手に関連する「イメージカラー」を効果的に使いましょう。

勝負服や馬主の服色をベースにする

最も分かりやすいのが、騎手が着用する「勝負服」や馬主の「服色」をデザインのメインカラーにすることです。例えば、武豊騎手なら緑と白、C.ルメール騎手なら水色と白星といった象徴的なデザインを取り入れることで、どの騎手のファンか瞬時に伝わります。G1レースなどでは同じ馬主の馬が複数出走することもあるため、服色をベースにすると陣営全体を応援する横断幕にもなります。

色の組み合わせで視認性を高める

競馬場は非常に広く、遠くからでも文字やデザインがはっきりと見える「視認性」が不可欠です。背景色と文字色のコントラストを強くすることを意識してください。

「黒地に黄文字」「紺地に白文字」のように、明暗がはっきりした組み合わせは、遠くからでも内容を認識しやすくなります。淡い色同士の組み合わせは、屋外の日差しの下では文字が飛んでしまい読みにくくなるため注意が必要です。

遠くからでも読みやすいフォント選び

横断幕に記載するメッセージは、スタンドの後方席やパドックの反対側からでも読めることが理想です。そのため、フォント(書体)選びは慎重に行いましょう。デザイン性だけでなく「可読性」を最優先に考えるのが成功の秘訣です。

代表的なフォントの特徴とおすすめの用途を以下の表にまとめました。

フォントの種類

特徴

ゴシック体

線の太さが均一で、力強くはっきりとした印象。最も視認性が高い。

毛筆体・勘亭流

力強さや勢い、和の雰囲気を演出できる。独特の風格がある。

避けるべきフォント

線が細い明朝体や、装飾が多くて複雑なデザインフォント。

文字のサイズも重要です。横断幕のサイズに対して文字が小さすぎないか、レイアウトの段階で確認しましょう。文字の縁取り(フチ加工)をすると、背景から文字が浮き上がって見え、さらに可読性がアップします。

心に響くメッセージやキャッチコピーの考え方

横断幕に込めるメッセージは、応援する気持ちの核心部分です。騎手や厩舎スタッフの心に響き、他のファンからも共感を得られるような、シンプルで熱い言葉を選びましょう。

メッセージを考える際の代表的なパターンをご紹介します。

メッセージのパターン

具体例

ポイント

名前をストレートに

「武豊」「イクイノックス」「〇〇厩舎」

最もシンプルで分かりやすい応援の形。名前だけでも力強いメッセージになる。

二つ名や愛称を入れる

「府中の鬼」「最強の挑戦者」

ファンならではの愛情が伝わり、騎手や関係者の記憶に残りやすい。

四字熟語で表現する

「人馬一体」「一騎当千」「疾風迅雷」

レースに挑む人馬の姿を表現し、力強く格調高い印象を与えることができる。

短いキャッチコピー

「夢をありがとう」「君と見る頂点へ」

オリジナリティがあり、感情に直接訴えかけることができる。感謝や期待を伝えたい時に。

メッセージを考える際は、JRAのルールに抵触するような誹謗中傷や過度な表現は絶対に避けましょう。伝えたい想いを凝縮し、一瞬で心に届くような、簡潔で力強い言葉を選ぶことがデザイン成功の鍵となります。

初めてでも安心!競馬用横断幕の注文の流れと費用相場

「応援したい気持ちは固まったけど、どうやって横断幕を注文すればいいの?」「費用はどれくらいかかるんだろう?」ここでは、そんな初めて横断幕を作る方の不安を解消するため、注文の具体的な手順と費用の相場を分かりやすく解説します。

この流れに沿って進めれば、誰でも簡単にオリジナルの競馬用横断幕を製作できます。

競馬横断幕を注文する手順!デザイン依頼から入稿までの流れ

競馬用の横断幕は、専門の印刷業者に依頼するのが一般的です。申し込みから手元に届くまでの基本的な流れは以下の通りです。競馬場へ応援に行く日から逆算し、納期に余裕を持って準備を始めましょう。

  1. 業者選びと見積もり依頼
    まずはインターネットで「横断幕 印刷」「応援幕 製作」などと検索し、専門業者を探します。スポーツ応援幕の製作実績が豊富な業者を選ぶと安心です。作りたい横断幕のサイズ、生地(ターポリンやトロマットなど)、ハトメ加工の有無などを決めて、複数の業者から見積もりを取りましょう。
  2. デザインの作成と入稿
    デザインの準備方法は大きく分けて2つあります。
    • 自分でデザインデータを作成する場合:Adobe Illustratorなどの専門ソフトで作成した「完全データ」を業者に入稿します。多くの業者が公式サイトでテンプレートを用意しているので、活用するとスムーズです。
    • 業者にデザイン作成を依頼する場合:手書きのラフスケッチや、入れたい馬名・騎手名、キャッチコピー、勝負服の柄やカラーイメージなどを伝えてデザインを依頼します。別途デザイン作成費がかかる場合がありますが、プロに任せることでクオリティの高い仕上がりが期待できます。
  3. デザインの確認と校了
    業者から仕上がりイメージのデザイン案が送られてきます。文字の誤りや色のイメージ違いがないか、細部までしっかり確認しましょう。修正点があれば伝え、納得のいくデザインが完成したら「校了(修正完了・印刷OK)」の連絡をします。
  4. 支払いと製作・発送
    校了後、支払い手続きを済ませると横断幕の製作が開始されます。製作期間は業者によって異なりますが、通常は数営業日ほどです。完成後、指定の住所へ発送され、いよいよ手元に応援の気持ちがこもった横断幕が届きます。

気になる費用の目安!サイズ別・素材別の相場をチェック

横断幕の製作費用は、サイズ、生地、デザインの依頼の有無によって大きく変動します。ここでは、JRAの規定内でよく製作されるサイズの料金目安を、代表的な生地である「ターポリン」と「トロマット」で比較してみましょう。

あくまで一般的な相場であり、印刷業者や加工オプションによって価格は異なりますので、必ず正式な見積もりでご確認ください。

サイズ(縦×横)

ターポリンの価格目安

トロマットの価格目安

100cm × 300cm

8,000円 ~ 15,000円

10,000円 ~ 18,000円

120cm × 400cm

12,000円 ~ 22,000円

15,000円 ~ 26,000円

200cm × 500cm

20,000円 ~ 35,000円

25,000円 ~ 42,000円

上記の価格には、基本的な印刷費と四隅のハトメ加工費が含まれている場合がほとんどです。これに加えて、業者にデザイン作成を依頼する場合は別途デザイン料(5,000円~20,000円程度)、そして送料がかかることを念頭に置いておきましょう。複数の業者を比較検討し、予算に合った最適なプランを見つけることが大切です。

まとめ

まずはJRAと各競馬場の最新ルールを確認し、使用環境に合う生地を選びましょう。サイズは「掲示場所で読み取れるか」を軸に、縦120cm × 横500cm前後を基準に検討すると失敗が少ないはずです。

デザインはコントラストの強い配色と可読性の高いフォントで、メッセージは短く力強く。最後に、納期から逆算して見積もり・入稿・校了までを段取りよく進めれば、想いのこもった一枚が形になります。準備を整えて、競馬場でしか味わえない一体感をぜひ体験してください。

横断幕の購入をご検討中の方や、デザイン・設置についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの理想に合ったご提案や製作を、専門スタッフが丁寧にサポートします。

 


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