お役立ちコラム

競艇を横断幕で応援しよう!デザイン例と掲示ルール・申請方法をわかりやすく解説

ボートレースで選手へ思い切りエールを届けるなら、横断幕はとても心強い味方です。ただ、「サイズは?素材は?申請はどうするの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、全国のボートレース場で共通する基本ルールと、各場ごとの個別ルール、そして申請から掲示・返却までの流れを、初めての方にもわかりやすく整理しました。さらに、遠くからでも読みやすく、選手の胸に響くデザインづくりのコツやキャッチコピー例もご紹介します。この記事を読めば、安心して“応援の気持ちが届く横断幕”を準備できます。

まず押さえたい!競艇の横断幕の基本ルール

競艇場で選手を応援する横断幕を掲示するには、守らなければならないルールが存在します。ルールは、すべての競艇場(ボートレース場)で共通する基本的な規定と、各場が独自に定めている個別ルールの2種類に分けられます。

気持ちよく応援するためにも、ここではまずこれらの基本ルールをしっかりと押さえておきましょう。

全国のボートレース場で共通の規定

全国どのボートレース場でも、横断幕を掲示する際には規定が設けられています。他のファンの迷惑にならないよう、マナーを守って応援しましょう。

横断幕のサイズと素材について

横断幕のサイズや素材には、レースの妨げになったり、強風で破損・落下したりする危険を防ぐための規定があります。多くの競艇場で定められている一般的な基準は以下の通りです。

項目

規定の目安

サイズ

縦2m以内、横10m以内が一般的です。

素材

屋外での使用を想定し、雨や風に強いビニール系の「ターポリン」素材が推奨されています。布製の場合は、消防法に準拠した「防炎加工」が必須となることがほとんどです。

加工

風で横断幕が飛ばされないよう、ロープで固定するための「ハトメ加工」(紐を通す穴)が必要です。

※上記はあくまで目安です。掲載を希望する競艇場の規定を必ず事前に確認してください。

横断幕に記載する内容の注意点

横断幕に記載する内容にも、守るべきルールがあります。特定の選手を応援する気持ちを表現するものですが、レースの公正性や他の観客への配慮から、以下のような内容は禁止されています。

  • 個人・団体を誹謗中傷するような表現や公序良俗に反する内容
  • 著作権や商標権を侵害する可能性のあるデザイン(アニメのキャラクター、企業ロゴなど)
  • 特定の企業名や商品名を入れるなど、広告・宣伝とみなされるもの
  • レースの公正を害するおそれのある表現(例:「フライング注意」など選手の走りに影響を与える可能性のある文言)

応援する選手の氏名、登録番号、支部名、そして応援メッセージやキャッチコピーを記載するのが一般的です。ファンとしての節度を守り、選手を勇気づけるポジティブな内容を心がけましょう。

各競艇場(ボートレース場)ごとの個別ルール

全国共通の規定に加えて、各ボートレース場ではそれぞれ独自のルールを設けています。例えば、ボートレース平和島、ボートレース住之江、ボートレース福岡など、場によって横断幕の受付方法や掲出可能な場所、期間が異なります。

主な違いとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 横断幕の受付方法(郵送のみ、持参も可など)
  • 事前申請の要否や申請期間
  • 掲出場所の指定(ファンが指定できるか、競艇場側が指定するか)
  • SGやG1などのビッグレース開催期間中の特別ルール

これらの個別ルールは、各ボートレース場の公式サイトで案内されているか、電話で問い合わせることで確認できます。トラブルを避けるためにも、横断幕を製作・発送する前には、必ず掲出を希望する競艇場の最新情報をチェックするようにしてください。

競艇場への横断幕の申請方法と流れとは?

ここでは、横断幕をスムーズに掲示するための具体的な申請方法と、掲示完了までの流れを解説します。

申請はどこで行う?競艇場ごとの窓口と必要書類

横断幕の申請は、掲示を希望する各ボートレース場の指定窓口へ行います。

多くの場合、「ファンサービス課」や「広報課」といった部署が担当しています。申請方法は郵送(元払い)が一般的ですが、直接持参できる競艇場もあります。ただし、窓口やルールは変更される可能性があるため、必ず事前に各競艇場の公式ウェブサイトを確認するか、電話で問い合わせてから手続きを進めましょう。

申請に必要なものは主に以下の通りです。競艇場によっては独自の書類が必要な場合もあるため、あくまで一般的な例として参考にしてください。

必要書類

入手方法・備考

横断幕掲出依頼書(申請書)

各ボートレース場の公式ウェブサイトからダウンロードできる場合がほとんどです。必要事項を漏れなく記入します。

横断幕本体

デザインやサイズが規定に沿っているか審査されるため、現物を送付または持参します。

(場合により)本人確認書類のコピー

申請者の身元確認のために求められることがあります。事前に必要かどうかを確認しておきましょう。

申請〜掲示までの流れ!設置完了までのステップ

申請から実際に横断幕が掲示されるまでは、いくつかのステップがあります。応援したいレースの開催日に間に合うよう、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることが大切です。

ステップ1:競艇場へ事前確認と申請書の入手

まずは、横断幕を掲示したい競艇場の公式ウェブサイトで、受付期間や詳細なルールを確認します。特に、SGやG1などのビッグレースでは、申請期間が短く設定されていることがあるため注意が必要です。確認後、ウェブサイトから申請書をダウンロードして準備します。

ステップ2:申請書と横断幕の送付・提出

記入した申請書と完成した横断幕を、指定された送付先へ郵送します。送料は自己負担(元払い)が原則です。多くの競艇場では、レース開催初日の1週間〜数日前を締め切りとしています。締め切りを過ぎると受け付けてもらえないため、早めに発送しましょう。

ステップ3:競艇場による審査

送付された横断幕は、競艇場のスタッフによって規定に沿っているかどうかの審査が行われます。サイズ、素材、記載内容などがルールに違反していないかチェックされます。この審査を通過して、初めて掲示が許可されます。

ステップ4:スタッフによる掲出作業

審査を通過した横断幕は、レース開催期間中、競艇場のスタッフが指定の掲出場所に設置してくれます。ファンによる設置や場所指定はできません。

ステップ5:レース終了後の返却

レースの全日程が終了すると、横断幕はスタッフによって撤去されます。返却方法は、着払いでの郵送が基本です。申請書に返送先住所を正確に記入しておきましょう。直接引き取りが可能な場合もありますが、事前に確認が必要です。

応援の気持ちが伝わる!競艇の横断幕デザインの3つのコツ

数多くの横断幕の中から選手の目に留まり、力になるようなデザインにするには、いくつかのコツがあります。ここでは、遠くの観客席や水面からでも選手の心に響く、効果的な横断幕デザインの3つのポイントを解説します。

遠くからでも読める!大きくはっきりした文字を使う

広大なボートレース場では、観客席からレースが繰り広げられる水面までかなりの距離があります。そのため、横断幕のデザインで最も重要なのは「視認性」です。小さな文字や細い書体では、選手本人や他のファンから内容を読み取ることができません。応援メッセージを確実に届けるため、文字はできるだけ大きく、太く、はっきりとさせましょう。

フォントは、遠くからでも判別しやすい「ゴシック体」や、力強さを表現できる「毛筆体」「勘亭流」などがおすすめです。逆におしゃれなデザインでも、線が細い明朝体やデザイン性の高い装飾的なフォントは、競艇の横断幕には不向きな場合があります。文字と文字の間隔(字間)や行と行の間隔(行間)にも適度な余白を持たせると、さらに読みやすさが向上します。

選手に届く!目立つ配色やチームカラーで個性を出す

横断幕の色使いは、全体の印象を決定づける重要な要素です。多くの横断幕が並ぶ中で、ひときわ目立つ配色を意識することで、選手が見つけやすくなります。色の組み合わせに迷った際は、背景色と文字色に「補色」(色相環で反対に位置する色)の関係を取り入れるのがおすすめです。例えば、「青地に黄色文字」や「緑地に赤色文字」といった組み合わせは、互いの色を引き立て合い、非常に高い視認性を生み出します。

また、応援する選手のイメージカラーや好きな色、所属する支部のカラーを取り入れるのも良いでしょう。選手のヘルメットの色(級別によって異なる)や、好きな艇番カラーをデザインに反映させることで、「あなたのファンです」という特別なメッセージを込めることができます。ただし、色数を増やしすぎると、かえってまとまりがなくなり視認性が落ちるため、3色程度に絞るのがポイントです。

ごちゃごちゃさせない!背景はシンプルにまとめる

横断幕の主役は、あくまで選手名や応援メッセージです。背景に複雑な柄やイラストを多用すると、最も伝えたい文字情報が埋もれてしまい、かえって読みにくくなってしまいます。背景は無地にするか、単色のグラデーションなど、できるだけシンプルなデザインを心がけましょう。

もし背景に柄を入れたい場合は、文字の可読性を妨げないよう、市松模様やストライプなどの単調なパターンを薄い色で配置するのが効果的です。また、文字の周りに縁取り(フチ文字)加工を施すことで、背景のデザインに影響されにくくなり、文字をくっきりと浮かび上がらせることができます。伝えたい情報をストレートに届けるためにも、全体のバランスを考え、引き算のデザインを意識することが大切です。

必須で入れたい情報(選手名・登録番号など)

横断幕には、誰を応援しているのかを一目でわかってもらうための基本的な情報を含めることが一般的です。これらの要素をしっかり盛り込むことで、選手本人にも「自分のための横断幕だ」と認識してもらいやすくなります。

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【デザイン例】競艇応援に映える横断幕デザインの例とキャッチコピー

ここでは、競艇(ボートレース)の応援に映えるデザインの具体例と、選手の心を奮い立たせるキャッチコピーの例文をご紹介します。

力強さで勝利を後押し!筆文字を活かした横断幕デザイン

競艇のスピード感や水面での激しいバトルを表現するには、力強い筆文字(書道フォント)を使ったデザインが効果的です。墨で書いたようなかすれや勢いのある書体は、選手の勝利への執念やファンの熱い魂を表現するのに最適です。

背景を黒や白、赤などの単色にすることで、文字が際立ち、遠くからでも強いインパクトを与えられます。選手名やキャッチコピーを中央に大きく配置し、隅に落款(らっかん)風のデザインを入れると、より本格的で引き締まった印象の横断幕に仕上がります。

一体感を演出!チームカラーやモチーフを取り入れたデザイン

選手との一体感を表現したいなら、選手のヘルメットやカポック(勝負服)で使われているチームカラーを基調にするのがおすすめです。選手自身も自分のファンだと認識しやすく、レース場全体で統一感のある応援を演出できます。

また、ボートやターンマーク、水しぶきといった競艇ならではのモチーフや、選手の出身支部のシンボル(例:静岡支部の富士山)などをシルエットで取り入れると、オリジナリティあふれるおしゃれなデザインになります。色数を絞り、モチーフをシンプルに使うことで、洗練された印象を与えられます。

選手に響く!心を動かすキャッチコピーの例文まとめ

横断幕に入れるキャッチコピーは、選手の背中を押す重要なメッセージです。短い言葉で、応援の気持ちを的確に伝えましょう。ここでは、さまざまな切り口のキャッチコピー例文をまとめました。

カテゴリ

キャッチコピー例文

勝利を願う言葉

一走入魂 / 頂点目指せ / 水上の覇者となれ / 優勝あるのみ

選手の走りを讃える言葉

最速ターンで魅せろ / 鮮烈のまくり一撃 / 信頼のイン逃げ / 全速前進

四字熟語

電光石火 / 疾風迅雷 / 獅子奮迅 / 天下無双

ファンからのメッセージ

夢をありがとう / 君こそがスター / 最高の走りを見せて / その走りに魅せられて

選手の得意な戦法やニックネームなどを入れると、よりパーソナルな応援メッセージとして心に響くでしょう。

Q&A|競艇の横断幕に関するよくある質問

競艇の横断幕を準備するにあたり、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。デザインや取り扱いに関する不安を解消し、安心して応援に臨みましょう。

横断幕に選手の写真や似顔絵を入れてもいいの?

選手の写真や許可なく描かれた似顔絵を横断幕に使用することは、肖像権や著作権の侵害にあたる可能性があるため、原則として避けるべきです。

特に、ファンが撮影した写真や、第三者が作成したイラストなどを無断で使用すると、トラブルの原因となりかねません。各ボートレース場の規定においても、特定の個人を誹謗中傷する内容や、公序良俗に反するデザインは禁止されています。写真や似顔絵がこれらの規定に抵触すると判断される可能性もゼロではありません。

風が強い競艇場でも横断幕は大丈夫?対策はある?

水辺に位置する競艇場は、陸上よりも風が強くなる傾向があります。横断幕が風にあおられて破損したり、他のお客様の迷惑になったりしないよう、事前の対策が重要です。主な対策として、以下の2点が挙げられます。

  • 風を通す素材を選ぶ: 一般的な「ターポリン」素材よりも、無数の小さな穴が開いている「メッシュターポリン」素材を選ぶと、風の抵抗を軽減できます。これにより、横断幕のバタつきが抑えられ、破損のリスクを低減できます。

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  • ハトメ加工を多めにする: 横断幕を固定するための穴(ハトメ)の間隔を狭くし、数を増やすことで、風圧が分散されます。しっかりと固定できる箇所が増えるため、強風時でも安定しやすくなります。

特に風の強いことで知られるボートレース場(例:ボートレース江戸川、ボートレースからつなど)へ掲示する場合は、これらの対策を検討することをおすすめします。

使いおわった後のメンテナンスや保管方法は?

お気に入りの横断幕を長く使い続けるためには、使用後のメンテナンスと適切な保管が欠かせません。大切な横断幕を良い状態で保つためのポイントを以下にまとめました。

項目

ポイント

汚れの拭き取り

レース後の横断幕は、雨や砂埃で汚れていることがあります。水で濡らして固く絞った柔らかい布で、優しく表面の汚れを拭き取ってください。洗剤を使用する場合は、中性洗剤を薄めたものを使用し、印刷面を強くこすらないように注意しましょう。

乾燥

拭き掃除の後は、必ず風通しの良い日陰で完全に乾かします。濡れたまま保管すると、カビやインクの癒着の原因となります。直射日光は色褪せを早めるため避けてください。

保管方法

折りたたんで保管すると、折り目部分のインクが剥がれたり、シワが取れなくなったりする原因になります。印刷面を内側にして、芯材などを使いながら筒状にゆるく丸めて保管するのが理想的です。直射日光や高温多湿の場所は避けましょう。

まとめ

横断幕を気持ちよく掲示するためには、全国共通の基本ルールを踏まえたうえで、掲示先のボートレース場が定める最新の個別ルールを必ず確認することが大切です。申請の手順と締め切りを押さえ、風対策や視認性を意識したデザインにすれば、あなたの応援はきっと選手の力になります。ぜひ本記事をガイドに、想いのこもった一枚でレース会場をさらに熱く盛り上げてください。

横断幕の購入をご検討中の方や、デザイン・設置についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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