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にじまない&長持ち!横断幕にぴったりの塗料まとめ

横断幕を作成する際、適切な塗料を選ぶことは耐久性や仕上がりの美しさを左右します。しかし、「どの塗料がにじまないのか」「屋外でも長持ちするのか」と悩む方も多いでしょう。この記事では、横断幕に最適な塗料の種類や特性、おすすめのメーカー商品について詳しく解説します。また、塗料の塗り方や注意点まで網羅し、より仕上がりの良い横断幕にするためのポイントも紹介。適切な塗料を選び、長持ちする横断幕を作るために、ぜひ参考にしてください。

横断幕に適した塗料の選び方!

横断幕に塗料を使用する際には、耐久性やにじみにくさ、屋外での使用に適しているかどうかを考慮する必要があります。特に風雨や紫外線にさらされることが多いため、選ぶ塗料の種類によっては劣化が早まることもあります。本章では、横断幕に適した塗料の選び方について詳しく解説します。

耐久性の高い塗料とは

横断幕は屋外に設置されることが多いため、耐久性のある塗料を選ぶことが重要です。特に以下の要素に注目すると、長持ちする塗料を選びやすくなります。

耐久性の要素

ポイント

耐水性

雨や湿気に強い塗料を選ぶことで、色落ちや剥がれを防ぐ

耐摩耗性

物理的なこすれや摩擦に強い塗料を選ぶと、長期間美しさを保てる

UVカット性能

紫外線による色あせを防ぐ加工がされているかを確認

特にアクリルウレタン塗料やシリコン塗料は耐久性に優れており、屋外での使用に適しています。

にじみにくい塗料の特徴

横断幕に塗料を使用する際、文字やデザインがにじんでしまうと視認性が低下してしまいます。そのため、以下の特徴を持つ塗料を選ぶことが重要です。

  • 乾燥が速い塗料(アクリル系やラッカー系)
  • 顔料の粒子が細かく、布やビニールへの定着が良い塗料
  • 水性ではなく、油性またはアルコール系の速乾性塗料

特にポリエステル製の横断幕の場合、水性塗料ではにじみやすいため、油性やアクリル系の塗料を使用すると良いでしょう。

屋外使用に適した塗料の条件

横断幕は長期間屋外に設置されることが多いため、屋外環境に適した塗料を選ぶ必要があります。以下の要素をチェックしましょう。

屋外向けの条件

理由

耐候性

風雨や気温変化に強い塗料が長持ちしやすい

耐紫外線性能

直射日光による色落ち・劣化を防ぐ

防カビ・防藻性能

湿気の多い場所でも清潔な状態を維持できる

横断幕の素材によっても適した塗料が異なります。例えば、ビニール素材なら耐可塑剤移行性のある塗料を選ぶことで、軟化剤による塗膜のひび割れを防ぐことができます。

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横断幕におすすめの塗料の種類は?

横断幕を長期間美しく保つためには、適切な塗料を選ぶことが重要です。ここでは、横断幕に適した塗料の種類を詳しく解説し、それぞれの特徴やメリットを紹介します。

アクリル塗料の特徴とメリット

アクリル塗料は、高い発色性と乾燥の速さが特徴です。特に透明感のある仕上がりを求める場合に適しており、屋外での使用にも比較的強い耐久性を持っています。

アクリル塗料のメリット

  • 乾燥が速く短時間で作業が完了する
  • 耐候性・耐光性があり色褪せしにくい
  • 水性タイプが多く、扱いやすい

アクリル塗料が向いている用途

横断幕のイラストや大きな文字を描く際に適しています。また、塗装の仕上がりを鮮やかに見せたい場合におすすめです。

ウレタン塗料の耐久性と活用シーン

ウレタン塗料は、耐久性と弾力性に優れた塗料であり、防水性も高いため屋外の横断幕で使用するのに適しています。

ウレタン塗料のメリット

  • 耐摩耗性が高く、長期間の使用に最適
  • 弾性があり、ひび割れしにくい
  • 防水性に優れ、雨天時でも色落ちしにくい

ウレタン塗料が向いている用途

長期間使用する横断幕、特にスポーツ大会やロードレースなど外部環境にさらされる場面で活躍します。

シリコン塗料が向いている場合

シリコン塗料は、耐久性と撥水性の両方を兼ね備えており、過酷な環境でも長期間美しい発色を維持できるのが特徴です。

シリコン塗料のメリット

  • 耐候性が高く、屋外でも長持ちする
  • 雨や紫外線に強く、色あせしにくい
  • コストパフォーマンスが比較的良い

シリコン塗料が向いている用途

屋外に長期間設置する横断幕や、耐候性を求められる用途に最適です。特に長期間使用する広告用横断幕に向いています。

油性塗料と水性塗料の違い

横断幕に適した塗料を選ぶ際には、油性塗料と水性塗料の特性を理解することが重要です。

塗料の種類

特徴

メリット

デメリット

油性塗料

顔料を有機溶剤に溶かした塗料

耐久性が高く、しっかりとした仕上がりになる

匂いが強く、取り扱いに注意が必要

水性塗料

水を主成分として作られた塗料

扱いやすく、環境への影響が少ない

耐久性は油性塗料に比べるとやや劣る

どちらを選ぶべきか?

  • 屋内・短期間使用する横断幕→水性塗料
  • 屋外・長期間使用する横断幕→油性塗料

横断幕の使用環境や目的に合わせて、適した塗料を選びましょう。

おすすめの横断幕用塗料メーカーと商品

市販で手に入る信頼できる塗料

横断幕に使用できる塗料の中でも、市販で手軽に購入できるものは特に便利です。ホームセンターやオンラインショップで手に入る塗料の中でも、高品質で信頼できるメーカーの製品を紹介します。

メーカー

商品名

特徴

アサヒペン

アクリルスプレー

速乾性が高く、屋外使用にも適している。

和信ペイント

ウレタン塗料

耐久性に優れ、ツヤのある仕上がりになる。

カンペハピオ

水性シリコン塗料

耐候性が高く、にじみにくい。

これらの塗料は、初心者でも扱いやすく、きれいに仕上げることが可能です。特に、スプレータイプの塗料を選ぶと、ムラなくきれいな仕上がりを得られます。

コストパフォーマンスに優れた塗料

コストを抑えつつ、長持ちする塗料を選びたい場合は、価格と耐久性のバランスが取れた商品を選ぶことが重要です。以下の塗料は、コストパフォーマンスに優れたおすすめの商品です。

メーカー

商品名

特徴

ニッペホームプロダクツ

水性アクリル塗料

発色が良く、比較的安価で手に入る。

ロックペイント

ハイパーウレタン

ウレタン系で耐久性が高いが、価格は抑えめ。

ターナー色彩

ポスターカラー

発色が良く、室内向けながらコストが非常に安価。

コスト重視なら水性アクリル塗料が最適ですが、より耐久性を求めるならウレタン塗料も選択肢に入ります。また、室内用の横断幕にはポスターカラーも活用できます。

プロ仕様の高耐久塗料

プロ仕様の塗料は、耐候性や密着性が格段に向上しており、長期間の使用にも耐えることができます。特に、高耐久性を求める場合は、以下の塗料が推奨されます。

メーカー

商品名

特徴

日本ペイント

ファインシリコンフレッシュ

高耐久性で、紫外線に強く、屋外でも長持ち。

関西ペイント

スーパーウレタン

耐久性が極めて高く、プロ仕様の仕上がり。

アトムペイント

プライマー付きシリコン塗料

下地に強く密着し、塗り直しの手間を削減。

特に、日本ペイントや関西ペイントの製品は国内の建築現場でも使用されるほどの実力を持っています。そのため、長期間屋外に掲げる横断幕には最適です。

以上のように、横断幕に使う塗料は用途やコストによって最適なものが異なります。塗る素材との相性や求める耐久性に応じて、しっかりと選択することが大切です。

横断幕に塗料を塗る際のポイント!

下地処理の重要性と方法

横断幕に塗料を塗る際には、下地処理をしっかり行うことが重要です。適切な下地処理を施すことで、塗料の密着性が向上し、剥がれにくい仕上がりになります。以下の手順で下地処理を行いましょう。

1. 表面の汚れを除去する

横断幕の表面には、ホコリや油分などの汚れが付着していることがあります。これらをしっかり除去しないと塗料がうまく定着しません。中性洗剤を使用し、やわらかい布で優しく拭き取ることで表面を清潔にします。

2. サンドペーパーで表面を整える

塗料がしっかり密着するように、塗布する部分をサンドペーパーで軽くこすります。表面をわずかにザラつかせることで、塗料の食いつきが良くなります。目の細かいペーパー(#400程度)を使用すると良いでしょう。

3. プライマーを塗布する

プラスチックやビニール素材の横断幕には、塗料の密着性を高めるためにプライマーを塗布することを推奨します。特に、ポリエステルやビニール製の横断幕に塗る場合は、専用のプライマーを使用することで剥がれにくくなります。

塗料を均一に塗るためのコツ

横断幕に塗料を塗る際には、ムラなく均一に仕上げることが重要です。以下のポイントを押さえて美しい塗装を実現しましょう。

1. 薄く重ね塗りをする

一度に厚く塗ると塗料が垂れたりムラになったりするため、薄く塗り重ねるのがポイントです。1回目の塗装が完全に乾燥した後、2回目・3回目と重ね塗りをすることで美しい仕上がりになります。

2. 適切な塗料の希釈

塗料の種類によっては、希釈が必要な場合があります。水性塗料であれば水、油性塗料であれば専用のシンナーを使用して適切に薄めると、塗りやすさが向上します。メーカーの指示に従って適切な濃度に調整しましょう。

3. 適した塗装道具を使う

塗料を均一に塗るためには、適切な塗装道具を選ぶことが大切です。以下の表は、塗装方法ごとの特徴をまとめたものです。

塗装方法

特徴

適した塗料の種類

筆塗り

細かい部分を塗るのに適しているが、ムラが出やすい

水性・油性両方可

ローラー塗装

広い面積を均一に塗れるが、細かい部分は難しい

水性塗料向き

スプレー塗装

ムラなく綺麗に仕上がるが、技術が必要

油性塗料が多い

乾燥時間と仕上げのポイント

塗装後の乾燥時間は、塗料の種類や気候条件によって異なります。適切な乾燥時間を確保することで、定着がよくなり長持ちします。

1. 乾燥時間を守る

塗料は、乾燥するまでに一定の時間を要します。以下は、一般的な塗料の乾燥時間の目安です。

塗料の種類

指触乾燥時間

完全乾燥時間

アクリル塗料

30分~1時間

24時間

ウレタン塗料

1時間~2時間

48時間

シリコン塗料

2時間~3時間

72時間

2. 湿度と気温を考慮する

塗装作業を行う際の気温や湿度も、乾燥時間に影響を与えます。特に湿度が高いと乾燥が遅れるため、風通しの良い場所で作業するのがおすすめです。また、寒すぎる環境では塗料の伸びが悪くなり、ムラの原因となるため、適温(15~25℃)で塗装するとよいでしょう。

3. 仕上げの処理を施す

塗装後は、トップコートやクリア塗装を施すことで耐久性を向上させることができます。特に屋外で使用する横断幕の場合、UVカット効果のあるコーティング剤を使用するとより長持ちします。

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横断幕に塗料を使う際の注意点

塗料の剥がれを防ぐ対策

横断幕に塗料を塗る際、塗膜の剥がれを防ぐことが重要です。特に屋外に設置する場合は、風雨や紫外線の影響を受けるため、適切な対策を講じる必要があります。

適切な下地処理を行う

塗料の密着性を高めるために、横断幕の素材に応じた下地処理を行いましょう。PVC(ポリ塩化ビニル)製の横断幕の場合、表面に油分や汚れがあると塗料がしっかりと定着しません。アルコールや中性洗剤で表面をきれいに拭き取ることが大切です。

プライマーを使用する

塗料をしっかりと定着させるためには、適切なプライマーを使用することが有効です。PVC素材向けのプライマーや金属製横断幕用のプライマーを選び、塗料の密着性を向上させましょう。

トップコートで保護する

塗装後、透明なトップコートを塗布することで耐久性が向上します。UVカット機能付きのクリアコートを使用すると、紫外線による色あせや劣化を防げます。

天候と塗装作業の関係

塗料の仕上がりや耐久性は、作業を行う天候の影響を大きく受けます。適切な気候条件で作業を行うことで、塗膜のムラや剥がれを防ぐことができます。

適切な気温と湿度を確認

塗装作業を行う際は、気温や湿度を確認しましょう。一般的に、気温が10〜30℃の範囲で、湿度が85%以下であることが理想的です。極端に低温や高温、多湿の環境では、塗料の乾燥不良や密着不足が起こりやすくなります。

風が強い日に作業しない

風が強い環境での塗装は、塗料が飛び散ってムラができる原因になります。また、ホコリやゴミが付着しやすくなるため、作業環境を整えることが重要です。屋外で作業する場合は、風が穏やかな日を選びましょう。

雨の日や直射日光を避ける

雨の日に塗装を行うと、塗料が流れたり乾燥不良を起こしたりする可能性があります。また、直射日光が強い場合、急激な乾燥により塗膜がひび割れることもあるため、日陰での作業やテントを利用することを検討しましょう。

安全に作業するための注意事項

安全に塗装作業を行うために、作業環境や使用する道具にも注意を払いましょう。特に、塗料の取り扱いや換気には十分な配慮が必要です。

換気の良い場所で作業する

塗料には揮発性の有機溶剤が含まれている場合があります。屋内で作業する際は必ず換気を行い、窓や換気扇を活用しましょう。また、屋外での作業でも、風通しの良い環境を選ぶことが大切です。

適切な保護具を着用

保護具

目的

マスク(防毒マスク推奨)

塗料の蒸気や粉塵の吸入を防ぐ

ゴーグル

塗料が目に入るのを防ぐ

手袋(耐溶剤性のもの)

皮膚への塗料の付着を防ぐ

長袖・長ズボン

肌の露出を減らし、直接の接触を防ぐ

特に溶剤系塗料を使用する際は、防毒マスクの装着を推奨します。作業後は手洗いを徹底し、皮膚に付着した塗料は速やかに除去しましょう。

火気厳禁を徹底

塗料によっては可燃性の成分を含むため、作業場の近くで火気を使用しないようにしましょう。たばこ、ライター、コンロなどの使用は厳禁です。

使用後の塗料の保管方法

未使用の塗料はしっかりと密閉し、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。子供やペットの手が届かない場所に置くことも重要です。

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まとめ

横断幕に適した塗料を選ぶ際は、耐久性やにじみにくさ、屋外使用の適性を考慮することが重要です。アクリル塗料やウレタン塗料、シリコン塗料など、それぞれの特性を理解し用途にあったものを選びましょう。市販の塗料では「ターナーアクリルガッシュ」や「ロックペイント ウレタン塗料」が人気です。塗装時は下地処理をしっかり行い、乾燥時間を守ることで仕上がりが向上します。適切な塗料と塗り方で、長持ちする横断幕を作りましょう。

横断幕の購入をご検討中の方や、デザイン・設置についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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