お役立ちコラム

横断幕への寄せ書きの書き方!おすすめペンや生地、デザイン例も紹介

部活動の引退や卒業式、送別会など、大切な場面で心を込めた寄せ書き横断幕を贈りたいとお考えではありませんか?

せっかくの思いを形に残すなら、にじまず書きやすいペンや、発色が良く長持ちする生地を選ぶことが大切です。この記事では、寄せ書きに適した横断幕の生地やおすすめのペン、シーン別のデザイン例から、初心者の方でも失敗せず仕上げられる手順までを丁寧にご紹介します。

発色・耐久性バツグン!寄せ書きに最適な横断幕の生地とは

横断幕の仕上がりは、ベースとなる「生地」選びで大きく変わります。

ここでは、寄せ書き用の横断幕で特に人気の高い代表的な2つの生地の特徴を詳しく解説します。

王道!布製で軽く発色もいい布素材「トロマット」

トロマットは、ポリエステル100%の布生地で、寄せ書き横断幕の素材として最も定番で人気があります。

軽量でしなやかなため、折りたたんでコンパクトに収納したり、持ち運んだりするのに非常に便利です。布地なのでインクが適度に染み込み、油性ペンでもにじみにくく書きやすいのが最大の特長です。発色も非常に良いため、写真やイラストを印刷したデザインの上に寄せ書きをする場合にも最適です。

主に屋内での使用が推奨され、卒団式や送別会、結婚式など、記念品として贈るシーンで選ばれています。

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屋外でも耐久性バツグン!ビニール素材の「ターポリン」

ターポリンは、ポリエステル製の布を塩化ビニール樹脂でコーティングした、丈夫なビニール系の生地です。

よく街中の看板や工事現場の養生シート、テントなどにも使われており、その耐久性の高さが魅力です。雨や風、汚れに強く、屋外に長期間掲示する場合でも劣化しにくいのが特徴です。

もし汚れてしまっても、水拭きで簡単にきれいにすることができます。ただし、ビニール素材のため表面がツルツルしており、ペンのインクが乾くまでに少し時間がかかる場合があります。重量があり、折りたたむと跡がつきやすいため保管する際は注意が必要です。

部活動の応援幕として試合会場で使ったり、屋外イベントで使用したりする横断幕への寄せ書きに向いています。

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結論として、記念品として屋内で飾り、書きやすさや持ち運びやすさを重視するなら「トロマット」、屋外での使用がメインで、耐久性を第一に考えるなら「ターポリン」を選ぶと良いでしょう。

にじまない!横断幕の寄せ書きにおすすめのペン

横断幕への寄せ書きで最も避けたい失敗が、インクのにじみです。せっかくのメッセージが読みにくくなってしまっては台無しですよね。

ここでは、横断幕に適した、にじみにくいおすすめのペンをご紹介します。

定番の油性ペン「マッキー」

寄せ書きのペンとして最もポピュラーなのが、ゼブラ株式会社の「マッキー」に代表される油性ペンです。

どこでも手軽に入手でき、色の種類や太さのバリエーションが豊富な点が魅力です。速乾性が高く、ビニール素材のターポリン生地には特に相性が良く、くっきりと文字を書くことができます。

ただし、布素材のトロマットに書く際は、インクが繊維に染み込みやすく、わずかににじむ可能性があるため、ゆっくり丁寧に書くことを心がけましょう。

迷ったら「布用」のインクを選びましょう

布素材の「トロマット」への寄せ書きで、にじみを絶対に避けたい場合は「布用ペン」を選ぶのが最も確実な方法です。

布への筆記に特化して開発されているため、インクのにじみや裏移りを最小限に抑えることができます。文房具店や手芸用品店で手に入る「パイロット 布書きペン タフウォッシュ」などが代表的です。

洗濯しても色落ちしにくい耐久性も特徴で、大切なメッセージを長くきれいに保つことができます。

【シーン別】横断幕寄せ書きのデザインとメッセージ例

横断幕に寄せ書きをする際は、贈る相手やシーンに合わせたデザインとメッセージを選ぶことが大切です。ここでは、4つの代表的なシーン別に、心に残るデザインのアイデアと具体的なメッセージ例をご紹介します。

部活動の引退や卒団式向けデザイン

部活動の仲間へ贈る横断幕は、チームの一体感やこれまでの努力の軌跡を表現するデザインが人気です。チームカラーを基調に、スローガンやメンバーの写真を加えることで、感動的な一枚に仕上がります。

デザインのポイント

  • チームのユニフォームやロゴの色をメインカラーにする
  • 「一心不乱」「仲間と共に」などのチームスローガンを大きく入れる
  • メンバー全員の集合写真や、引退する選手のベストショットを印刷する
  • 背番号やポジションにちなんだイラストを描き加える

贈る相手

メッセージ例文

先輩へ

〇〇先輩、今まで本当にありがとうございました!先輩の熱いプレーは一生忘れません。

後輩へ

最後まで諦めない気持ちを忘れずに頑張れ!ずっと応援してるぞ!

監督・コーチへ

先生のご指導のおかげでここまで成長できました。感謝の気持ちでいっぱいです。

仲間へ

3年間、最高の仲間とプレーできて幸せでした!みんなありがとう!

卒業式や先生への感謝を伝えるデザイン

卒業という門出には、感謝の気持ちと未来へのエールを込めたデザインがぴったりです。桜や校舎、黒板といった学校を象徴するモチーフを取り入れることで、思い出深い寄せ書きになります。

デザインのポイント

  • 桜の花びらや青空、校舎のイラストを背景にする
  • クラスの集合写真や、お世話になった先生の似顔絵を入れる
  • 黒板を模したデザインにして、チョーク風のフォントでメッセージを書く
  • パステルカラーを使い、温かく優しい雰囲気を演出する

贈る相手

メッセージ例文

先生へ

先生の面白い授業が大好きでした。3年間、本当にありがとうございました!

友人へ

卒業おめでとう!学校は違うけど、これからもずっと親友だよ!

クラスメイトへ

〇〇組で過ごした毎日は最高の思い出です。みんな元気でね!

職場の送別会や退職祝い向けデザイン

お世話になった上司や同僚へ贈る横断幕は、感謝と労いの気持ちが伝わる、少し落ち着いたデザインが好まれます。コーポレートカラーを使ったり、送られる方の趣味に関連するイラストを入れたりすると、心のこもった贈り物になります。

デザインのポイント

  • 会社のロゴやコーポレートカラーを取り入れ、一体感を出す
  • 「感謝」「お疲れ様でした」などの言葉を大きく配置する
  • 送別される方の趣味(ゴルフ、釣り、旅行など)のイラストを添える
  • ネイビーやグリーンなど、落ち着いた色合いで上品にまとめる

贈る相手

メッセージ例文

上司へ

〇〇部長には大変お世話になりました。新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

同僚へ

たくさんのサポートをありがとう!〇〇さんがいないと寂しくなりますが、体に気をつけて頑張ってください。

部下へ

持ち前の明るさで、次の職場でも頑張ってください。今後の活躍を期待しています!

結婚式のお祝いメッセージ向けデザイン

結婚する友人や同僚には、華やかでお祝いムード満点のデザインでお祝いの気持ちを伝えましょう。ウェルカムボードとしても活用できるような、おしゃれなデザインが喜ばれます。

デザインのポイント

  • 新郎新婦の写真や似顔絵を中央に配置する
  • ハートや指輪、ウェディングケーキなどのモチーフを散りばめる
  • 白やゴールド、ピンクなどを基調とした、明るく華やかな色使いにする
  • 「Happy Wedding」などの英語のメッセージをスタイリッシュに入れる

贈る相手

メッセージ例文

友人へ

結婚おめでとう!笑顔あふれる温かい家庭を築いてね。末永くお幸せに!

職場の同僚へ

ご結婚おめでとうございます!お二人の輝かしい門出を心からお祝い申し上げます。

新郎新婦へ

Happy Wedding! これからも二人で力を合わせ、素敵な思い出をたくさん作ってください。

初心者でも簡単!横断幕への寄せ書きの書き方5ステップ

ここでは、誰でも簡単に見栄えの良い寄せ書き横断幕を作成できる5つのステップを、具体的なコツとともに解説します。

ステップ1 レイアウトとデザインを決める

横断幕への寄せ書きで最も重要なのが、書き始める前のレイアウト決めです。

いきなり書き始めると、スペースが足りなくなったり、バランスが悪くなったりする原因になります。まずは紙に簡単な設計図を描き、全体の構成を考えましょう。

この段階で、横断幕全体のデザインの方向性(例:ポップでカラフル、シンプルでスタイリッシュ、感謝が伝わる温かい雰囲気など)を決めておくと、メッセージやイラストに統一感が生まれます。

ステップ2 文字のバランスを見るための下書き

レイアウトが決まったら、次は下書きです。

特にメインメッセージのような大きな文字は、フリーハンドで書くと歪んだり大きさがバラバラになったりしがちです。チャコペンや水で消えるタイプのペンを使い、薄くあたりを付けておくと失敗を防げます。

もし下書き用のペンが使えない生地の場合は、マスキングテープを文字の上下にガイドラインとして貼る方法がおすすめです。文字の中心線や書き始めの位置に印を付けておくだけでも、全体のバランスが格段に向上します。

ステップ3 主役や中心人物から書いてもらう

寄せ書きを書き始める際は、贈る相手にとって最も大切な人、例えば部活動の顧問の先生やチームの監督、職場の直属の上司など、中心となる人物から先に書いてもらうのがセオリーです。

中心人物に一番目立つ中央のスペースにメッセージを書いてもらうことで、横断幕全体が引き締まります。また、後から書く人たちも、メッセージの量やトーンを合わせやすくなるというメリットがあります。

ステップ4 全員がメッセージを書き込む

いよいよ参加者全員でメッセージを書き込んでいきます。

このとき、一人当たりのスペースが偏らないように配慮することが大切です。事前に「この枠の中に書いてください」と付箋などでエリア分けをしておくと、全員が均等なスペースに書き込めます。

メッセージの内容が他の人と被らないように、具体的なエピソードやその人らしい言葉を選ぶよう事前に伝えておくと、より心のこもった寄せ書きになります。黒一色だけでなく、複数の色のペンを用意すると、仕上がりがカラフルで華やかになります。

ステップ5 空いたスペースにイラストを描き足す

全員のメッセージが書き終わったら、最終仕上げです。

メッセージだけではどうしても余白ができてしまい、少し寂しい印象になることがあります。そんなときは、ステップ1で決めた装飾エリアや空いたスペースにイラストを描き足しましょう。

部活動に関連するボールや楽器、会社のロゴ、贈る相手の似顔絵、共通の思い出の品などを加えることで、オリジナリティあふれる横断幕が完成します。絵が苦手な人でも、星やハート、キラキラマークなどを散りばめるだけで、ぐっと見栄えが良くなります。

失敗しない!横断幕に寄せ書きをするときの注意点

心を込めて準備した横断幕の寄せ書き。しかし、ほんの少しの不注意で「インクがにじんでしまった」「メッセージで気まずい雰囲気になった」といった失敗につながることも。

ここでは、横断幕に寄せ書きする際の気を付けたい注意点を解説します。

書き始める前の準備で失敗を防ぐ

寄せ書きをきれいに仕上げるためには、書き始める前の準備が非常に重要です。以下のポイントを確認し、失敗のリスクを減らしましょう。

インクの裏移りを防ぐ工夫

油性ペンで書き込む際、インクが生地の裏まで染み出てしまう「裏移り」が起こることがあります。これを防ぐため、横断幕の下には必ず新聞紙や段ボール、ブルーシートなどを敷いてください。これにより、床や机を汚す心配もなくなります。

誤字脱字を防ぐための下準備

横断幕への書き込みは基本的に一発勝負です。焦って書いて誤字脱字をしてしまわないよう、伝えたいメッセージは事前にスマートフォンやメモ帳に下書きしておくことをおすすめします。内容をしっかり確認してから清書することで、ミスのない心のこもったメッセージを届けられます。

メッセージを書き込むときの注意点

いよいよ本番の書き込みです。全員が気持ちよく作業を進め、美しい仕上がりにするための注意点を見ていきましょう。

ペンのインクが乾く前に触らない

油性ペンのインクは、見た目では乾いているように見えても、完全に定着するまでには少し時間がかかります。書き終えた直後に手や服でこすってしまうと、文字がかすれたり、周囲を汚したりする原因になります。書き終えた部分はインクが乾くまで触らないように、周りの人にも声をかけ合いましょう。

ネガティブな内容は書かない

寄せ書きは、お祝いや感謝の気持ちを伝えるためのものです。記念として長く残るものなので、たとえ冗談のつもりでも、主役が傷ついたり、見た人が不快に感じたりするようなネガティブな内容や過度ないじりは避けましょう。「ありがとう」「お疲れ様」「応援しています」といった、誰が読んでも心温まるポジティブなメッセージを心がけてください。

まとめ

横断幕に寄せ書きをするときに大切なのは、シーンに合った生地やペンを選び、落ち着いて手順を踏むことです。屋内の記念用には発色が良く扱いやすいトロマット、屋外で長く掲示するなら耐久性に優れたターポリンがおすすめです。ペンは速乾性のある油性マーカーを基本に、布用ペンを使えばより安心して書けます。今回ご紹介した5つのステップを実践すれば、初めての方でも失敗なく、思いのこもった横断幕を仕上げられるはずです。心を込めた寄せ書きは、きっと相手にとって忘れられない宝物になります。

 

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