マラソン大会で頑張るランナーに応援を届けたいあなたへ。横断幕は、大勢の観客の中でもランナーの目に留まりやすく、直接エールを送れるため応援に最適です。この記事では、応援用横断幕の費用相場から、業者依頼と手作りの制作手順、大会ごとの掲示ルール、心に響くメッセージ例文までを徹底解説。初めての方でも、ランナーの力になる最高の横断幕を作るための全てがわかります。
マラソン応援に横断幕が選ばれる理由とは?
フルマラソンなど長時間のレースで、数ある応援グッズの中でなぜ横断幕が選ばれるのか、その理由と魅力を解説します。
そもそも横断幕とは?
横断幕とは、布やビニール製の生地に文字やイラストを印刷し、横長に大きく広げてメッセージを伝えるための幕のことです。スポーツの応援シーンで選手やチームを鼓舞したり、イベントの告知やスローガンを掲げたりと、様々な目的で活用されています。よく似たものに「懸垂幕(垂れ幕)」がありますが、掲示する向きに違いがあります。
種類 |
特徴 |
主な用途 |
横断幕 |
横に長く、左右の端を持って掲げる、またはフェンスなどに固定する。 |
マラソンの沿道応援、サッカーのゴール裏、体育祭など |
懸垂幕(垂れ幕) |
縦に長く、建物の壁面などから吊り下げて使用する。 |
デパートのセール告知、ビルの広告、学校の祝賀メッセージなど |
ランナーにとって大きな力になる!横断幕のメリット
マラソン応援で横断幕を掲げることには、ランナーと応援する側の双方にとって多くのメリットがあります。
第一に、その圧倒的な「視認性の高さ」です。大勢の観衆やランナーの中でも、大きく広げられた横断幕は非常によく目立ちます。ランナーの名前やチーム名を入れておけば、遠くからでも自分のための応援だと瞬時に認識でき、孤独なレースの中で「見つけてくれた」という安心感につながります。
第二に、ランナーの「モチベーションを直接的に高める効果」です。苦しくて足が止まりそうな時、視界に飛び込んでくる家族や仲間からの心のこもったメッセージは、何よりのエネルギーになります。「頑張れ!」というシンプルな言葉でも、横断幕として掲げられることで特別な意味を持ち、ランナーの心を奮い立たせ、次の一歩を踏み出す力を与えてくれます。
第三に、応援する側の「一体感を醸成できる」点です。チームや家族、友人グループで同じデザインの横断幕を掲げることで、応援団としての結束が強まります。その一体感はランナーにも伝わり、「みんなが応援してくれている」という心強さが、パフォーマンスの向上にもつながるでしょう。
最後に、大会の「素晴らしい思い出が形として残る」ことも大きな魅力です。レース後に横断幕を囲んで記念撮影をすれば、その日の感動や頑張りが詰まった、世界に一つだけの特別な記念品となります。
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マラソンの横断幕のサイズ・生地・掲示ルールをチェックしよう!
せっかく作った横断幕も、ルールを守らなければ掲示できない可能性があります。ランナーと応援する人、みんなが気持ちよく大会当日を迎えるために、事前にサイズや生地、掲示ルールをしっかりと確認しておきましょう。
【重要】マラソン大会で横断幕を掲げる際のルールとマナー
マラソン大会で横断幕を掲示する際は、各大会が定める規定を遵守する必要があります。トラブルを避け、ランナーを全力で応援するためにも、以下の点を必ず守りましょう。
まず最も大切なのは、応援する大会の公式サイトで横断幕に関する規定を確認することです。大会によっては、横断幕のサイズや設置可能エリア、内容に制限が設けられている場合があります。不明な点があれば、事前に大会運営事務局に問い合わせておくと安心です。
一般的に注意すべきルールとマナーは以下の通りです。
- 指定エリア以外での掲示はしない: ランナーの走行の妨げになる場所や、緊急車両の通行を妨げる場所には設置できません。
- コース上の設備や公共物への固定は避ける: ガードレールや道路標識、電柱などに直接結びつける行為は禁止されていることがほとんどです。
- 他の観戦者の迷惑にならないように配慮する: 他の人の視界を遮ったり、通行の妨げになったりしないよう、周囲への気配りを忘れないようにしましょう。
- 風で飛ばされないよう頑丈に固定する: 横断幕が風で飛ばされると、ランナーや観客に当たり大変危険です。ハトメ加工などを利用し、紐でしっかりと固定してください。
- 広告とみなされるデザインに注意: スポンサー以外の企業名や商品名が大きく入ったデザインは、大会規定で禁止されている場合があります。
- 応援が終わったら必ず持ち帰る: ゴミのポイ捨ては厳禁です。応援で使った横断幕や備品は、責任を持って持ち帰りましょう。
会場に合わせて選ぶ!おすすめの横断幕サイズ
横断幕のサイズは、使用する場所や応援する人数によって最適な大きさが異なります。大きすぎると持ち運びや設置が大変になり、小さすぎるとランナーから見えにくくなってしまいます。以下の表を参考に、用途に合ったサイズを選びましょう。
用途 |
サイズ目安(縦×横) |
特徴 |
手持ちで応援(1〜2名) |
60cm × 120cm 〜 90cm × 180cm |
個人で手軽に応援したい場合に最適。持ち運びが簡単で、狭い沿道でも邪魔になりにくいサイズです。 |
フェンスや柵に設置(少人数) |
90cm × 240cm 〜 120cm × 360cm |
チームや家族など、数人で応援する場合におすすめ。メッセージや名前が遠くからでも見やすくなります。 |
ゴール付近や広い場所で設置 |
120cm × 500cm 以上 |
団体での応援や、特に目立たせたい場合に適した大型サイズ。ランナーに大きなインパクトを与えられます。 |
特に初めて作成する場合は、汎用性の高い「縦90cm × 横180cm」や「縦120cm × 横240cm」あたりが扱いやすくおすすめです。
素材は何がある?マラソン大会におすすめの生地
マラソン応援で使う横断幕は、屋外での使用が前提となります。そのため、天候の変化に対応できる耐久性や耐水性、そして持ち運びやすさを考慮して生地を選ぶことが重要です。代表的な生地の種類と特徴をまとめました。
生地の種類 |
主な特徴 |
メリット |
デメリット |
ターポリン |
ポリエステル製の布を塩化ビニール樹脂で挟んだ素材。屋外常設の看板などにも使われる。 |
耐久性・耐水性が非常に高く、雨や汚れに強い。発色が良く、写真やイラストの印刷も鮮やか。 |
比較的重く、折りたたむと跡がつきやすい。 |
トロマット |
ポリエステル製の厚手で丈夫な布生地。応援幕やタペストリーの定番素材。 |
軽量で折りたたんで持ち運びやすい。シワになりにくく、インクの裏抜けがしにくい。 |
ターポリンに比べると耐水性は劣るため、長時間の雨天使用には不向き。 |
メッシュターポリン |
ターポリン生地に無数の小さな穴を開けた素材。風が強い場所での使用を想定。 |
風を通すため、海沿いのコースや高架下など風が強い場所でもあおられにくい。軽量。 |
穴が開いている分、印刷の精細さや色の鮮やかさは通常のターポリンに劣る。 |
天候が読めない屋外での応援には、丈夫で雨にも強い「ターポリン」が最も安心です。一方、持ち運びやすさを重視するなら、軽量で扱いやすい「トロマット」が適しています。設置場所の風の強さが懸念される場合は、「メッシュターポリン」を選ぶと良いでしょう。
【相場を解説】マラソン用横断幕の費用はいくら?
マラソン応援に使う横断幕を用意する際、気になるのが費用です。ここでは料金相場を詳しく解説しますので、ご自身の予算や希望に合わせて最適な方法を選びましょう。
業者に注文する場合の料金相場
専門業者に依頼する場合、横断幕の価格は「サイズ」「生地」「加工オプション」によって決まります。一般的に、サイズが大きく、丈夫な生地を選ぶほど価格は高くなる傾向にあります。以下に、マラソン応援でよく使われるサイズ・生地の料金相場をまとめました。
サイズ(縦×横) |
生地 |
料金相場(税込) |
60cm × 240cm |
トロマット(布製) |
5,000円~15,000円 |
60cm × 240cm |
ターポリン(ビニール製) |
6,000円~17,000円 |
90cm × 300cm |
トロマット(布製) |
8,000円~20,000円 |
90cm × 300cm |
ターポリン(ビニール製) |
10,000円~25,000円 |
上記の価格は、ハトメ加工や周囲縫製といった基本的な加工が含まれている場合がほとんどです。ただし、業者によってはデザイン作成を依頼すると追加のデザイン料が発生したり、送料が別途必要になったりするケースもあります。注文前には必ず見積もりを取り、総額でいくらかかるのかを確認することが大切です。
手作りする場合の材料費の目安
費用をできるだけ抑えたい場合は、手作り(DIY)も選択肢のひとつです。手作りの場合、主な費用は材料費となります。100円ショップやホームセンター、手芸店などを活用すれば、比較的安価に材料を揃えることが可能です。
材料 |
費用の目安 |
主な購入場所 |
無地の布(シーチング、帆布など) |
1,000円~3,000円 |
手芸店、ホームセンター |
画材(アクリル絵の具、布用ペンなど) |
500円~2,000円 |
100円ショップ、文房具店 |
ハトメ・ハトメパンチ |
500円~1,500円 |
ホームセンター、手芸店 |
補強用の紐・ロープ |
100円~500円 |
100円ショップ、ホームセンター |
すべての材料を揃えても、合計で2,000円から7,000円程度に収まることが多く、業者に依頼するよりもコストを大幅に削減できます。デザインの自由度が高いのも手作りの魅力ですが、制作には時間と手間がかかる点を考慮しておきましょう。
初心者でも安心!マラソン横断幕の制作ステップをやさしく紹介
マラソン応援に欠かせない横断幕の制作方法は、主に「専門業者への依頼」と「手作り」の2パターンがあります。ここでは、それぞれの制作ステップを初心者の方にも分かりやすく解説します。
高品質&安心!業者依頼の流れと注意点をチェック
「きれいで丈夫な横断幕が欲しい」「デザインにこだわりたいけど作る時間がない」という方には、専門業者への依頼がおすすめです。プロ品質の横断幕を、比較的簡単なステップで注文できます。
STEP1:横断幕の専門業者を選ぶ
まずはインターネットで横断幕を制作している業者を探します。業者を選ぶ際は、料金だけでなく、制作実績や口コミ、納期の速さ、サポート体制などを比較検討しましょう。マラソン用横断幕の制作実績が豊富な業者なら、生地やサイズ選びのアドバイスももらえて安心です。
STEP2:仕様を決めて見積もりを依頼する
次に、作りたい横断幕の仕様を決めます。前の章で解説したサイズや生地、ハトメ加工の有無などを決めたら、公式サイトの見積もりフォームや電話で依頼をしましょう。複数の業者から相見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較しやすくなります。
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STEP3:デザインデータを作成・入稿する
デザインは、業者依頼における重要なポイントです。デザインの作成方法は主に3つあります。
- 自分でデータを作成する:Adobe Illustratorなどの専用ソフトで作成した完全データを入稿する方法です。自由にデザインできますが、専門知識が必要です。
- 業者のデザインテンプレートを利用する:業者が用意したテンプレートを使い、文字や色を変更して簡単に作成する方法です。デザインが苦手な方でも安心です。
- 業者にデザイン作成を依頼する:ラフ案やイメージを伝え、プロのデザイナーに作成してもらう方法です。別途デザイン料がかかる場合がありますが、クオリティの高い仕上がりが期待できます。
データを入稿する際は、業者が指定するファイル形式やカラーモード(CMYKが一般的)を必ず確認しましょう。
STEP4:注文確定・製作・受け取り
デザインと見積もり金額に納得したら、正式に注文します。入金確認後、業者が横断幕の印刷・製作を開始します。製作期間は業者や仕様によって異なりますが、通常は数営業日から1週間程度です。大会当日に間に合うよう、納期を確認し、余裕をもって注文することが大切です。商品が届いたら、内容に間違いがないかすぐに確認しましょう。
世界にひとつだけの横断幕を手作りするためのステップ
DIYで愛情のこもった世界にひとつだけの横断幕は、ランナーにとって何よりの励みになるでしょう。
STEP1:材料と道具を準備する
手作りに必要な材料は、ホームセンターや手芸店、100円ショップなどで揃えることができます。何を作るかによって必要なものは変わりますが、基本的な材料と道具は以下の通りです。
分類 |
材料・道具名 |
ポイント |
生地 |
シーチング、帆布(はんぷ)、ブロードなど |
加工しやすく、ペンや絵の具のノリが良い綿素材がおすすめです。応援場所が屋外の場合は、撥水スプレーをかけておくと安心です。 |
描画材 |
布用絵の具、アクリル絵の具、布用マーカー |
耐水性のあるものを選びましょう。発色の良さや太さを考えて選ぶと、遠くからでも見やすいデザインになります。 |
道具 |
筆、ハケ、鉛筆、チャコペン、マスキングテープ、定規 |
デザインの下書きや、きれいに色を塗るために使います。文字の縁取りにマスキングテープを使うと、はみ出しを防げます。 |
仕上げ用 |
ハトメパンチ、補強用の棒、紐 |
横断幕を固定するためにハトメ加工をすると、生地が破れにくくなり丈夫になります。 |
STEP2:デザインを決めて下書きする
布に描く前に、まずは紙にデザインのラフ案を描きましょう。応援メッセージの文字の配置やイラストのバランスを考えます。デザインが決まったら、鉛筆やチャコペンを使って布に直接下書きをしていきます。文字をまっすぐ書くために、定規で薄く線を引いておくと綺麗に仕上がります。
STEP3:布に色を塗って乾燥させる
下書きに沿って、絵の具やマーカーで色を塗っていきます。絵の具がにじまないよう、水分の量に注意しましょう。色が混ざらないように、一色ずつ塗って乾かすのがポイントです。塗り終わったら、塗料が完全に乾くまで、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。乾燥時間は塗料の種類によって異なるため、説明書を確認してください。
STEP4:仕上げ加工をする
塗料が完全に乾いたら、仕上げの加工を行います。横断幕の上下を袋縫いにして棒を通せるようにしたり、四隅にハトメパンチで穴を開けて紐を通せるようにしたりすると、掲示がしやすくなります。ひと手間加えることで、横断幕の強度も上がり、長く使えるようになります。
心に響く応援を!おすすめの応援メッセージ例集
横断幕にどんな言葉を入れるか悩む方も多いでしょう。ランナーの心に届き、力になるメッセージは、応援する相手との関係性によって変わります。ここでは、個人、チーム、家族といった対象別に、心に響く応援メッセージの文例をご紹介します。
個人ランナーに向けた熱いメッセージ
友人や会社の同僚など、特定の個人を応援する場合は、名前を入れるのがおすすめです。「〇〇ならできる!」のように呼びかけることで、大勢の観客の中でも自分に向けられた応援だとすぐに分かり、ランナーの力になります。
タイプ |
メッセージ文例 |
力強い一言 |
〇〇(名前)ファイト! / 己に勝て! / その一歩が未来を拓く |
目標達成を後押し |
目指せ自己ベスト更新! / 〇〇(名前)なら絶対完走できる! / ゴールは目の前! |
ユーモアを交えて |
ゴールで最高のビールが待ってるぞ! / 激走!〇〇(名前)! / その調子!あと地球5周! |
感謝や尊敬 |
挑戦する姿に感動! / 最高の走りを見せてくれ! / いつもありがとう! |
チームの士気を高めるメッセージ
駅伝やリレーマラソンでは、チームの一体感を高める言葉が士気を向上させます。チームのスローガンや、仲間との絆を感じさせるメッセージを横断幕に掲げ、チーム全員で勝利を目指しましょう。
タイプ |
メッセージ文例 |
チームスローガン |
〇〇(チーム名)魂! / 心を一つに、ゴールを目指せ! / 一走入魂 |
絆を強調 |
みんなで繋ぐ一本の襷(たすき) / 信頼と努力の襷リレー / 〇〇(次の走者名)が待ってるぞ! |
鼓舞する言葉 |
俺たちの想いを乗せて走れ! / 限界のその先へ! / その走り、伝説になる! |
子供や家族に送る温かいメッセージ
お子さんやパートナー、ご両親など、大切な家族が走る際は、温かく安心感のあるメッセージが喜ばれます。特に、お子さんにとっては、大好きなパパやママからの応援が何よりの励みになります。イラストなどを加えるのもおすすめです。
対象 |
メッセージ文例 |
お子さんへ |
パパ(ママ)は世界一かっこいい! / 最後まで頑張れ! / ゴールで待ってるよ! |
パートナー(夫・妻)へ |
自慢の夫(妻)だよ! / 無理せず楽しんで走ってね! / 最高の笑顔を見せて! |
ご両親へ |
挑戦する姿、尊敬します! / ファイト!お父さん(お母さん)! / 私たちのヒーロー! |
まとめ
横断幕は、ランナーにとって視覚的に目立ち、心に残る応援の形です。サイズや生地選び、大会ルールへの配慮をきちんと行えば、安心して掲示できます。業者依頼・手作りのどちらにもそれぞれの良さがあり、ご自身のスタイルに合わせて最適な方法をお選びいただけます。本記事を参考に、世界に一つだけの心のこもった横断幕で、ランナーへ熱いエールを送りましょう。
横断幕の購入をご検討中の方や、デザイン・設置についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの理想に合ったご提案や製作を、専門スタッフが丁寧にサポートします。